チャネリング | 須藤峻のブログ

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すどうしゅんによる、心の探究日誌。
生きることは不思議に満ちてる。自由に、自在に生きるための処方箋。

なぜ、いつも怒らせちゃうんだろ・・・
誰しも、経験ありますよね。
その人は、四六時中怒っているわけではないのに
なぜか、自分が、導火線に火をつけちゃう・・・

逆に、いつもこの人といると、自分らしくいられる!
・・・そんな経験もあります。

今日は、そんな経験が起こる仕組みについて書いてみます。


僕らは、多面体のように、様々な側面を持っています。

例えば
・わがままで、保守的な一面
・几帳面で完璧主義な一面
・恐がりな一面
・サービス精神旺盛で、楽天家な一面 等々

それぞれの面が、自分の持っている「チャンネル」なんですね。
この「チャンネル」というのは、テレビの「チャンネル」のイメージです。
ホラー映画も、コメディも、ドキュメンタリーのチャンネルもある。
全部が自分だけど、表に出てくるのは、どこかひとつの側面。
テレビ番組はたくさんやってても、
見られるのはひとつのチャンネルなのと同じですね。

もちろん、相手も同じです。
たくさんの側面があり、たくさんのチャンネルがある。

だから、「出会い」とは、「チャンネル合わせ」のことです。
僕らは、互いに、「チャンネル」を合わせあうことで、出会う。

では、どんな風に、チャンネルの選択は行われるのでしょう。
「自分が見たいチャンネル」を見る・・・テレビと一緒です。
ポイントは、相手のチャンネルを決めるのは、自分のリモコンだということです。
逆に、自分のチャンネルを決めるのは、相手のリモコンです。

だから、相手の中の、自分がフォーカスしたい側面にアクセスして
相手にその側面を「表」に出してもらうんです。
そのチャンネルを放映してもらうんです。

「ちょっと待って!僕は、相手の怒りのチャンネルなんて、絶対見たくない!
見たいチャンネルを見てなんか、いないよ!」
そんな声が、聞こえてきそうです。

そかし、どうして、「絶対に見たくない!」のでしょうか。
怒りのエネルギーを差し向けられて、ストレスフルだから?
それもあるでしょう。

でも、もっと根本的なものは、
「それが、自分の中にもある、チャンネルだから」
です。

だから、見たくない。絶対に見たくない。
だって、自分は、おだやかで、寛容で、いつも安定している人間なハズ!!

相手のチャンネルを見ながら、僕らはこうつぶやきます。
「こんな番組嫌だな!あー、自分はそうじゃなくあろう!」
僕らは、そうやって、学んでいくわけです。

出会いとは、「自分の持っているチャンネル」を知る機会です。
だから、自分が、相手のネガティブな側面にチャネリングしてしまったら
問いかけてください。
「あれ、自分の中に、こんな側面があるんだな・・・」
そして、その体験を通じて、学んでしまえばいい。

すると、もう、相手のその側面にチャンネリングする必要がなくなってしまいます。
なので、その人との関係性は、変化することになります。
変わらないなら、まだ自分の中に、その側面が残っているということです。

自分が、相手のどのチャンネルにアクセスしているのか
少し意識してみると、自分のことが、また一つ見えてきます。

どんな人に出会っても、素敵なチャンネルにアクセスできる人になれたら、
素敵なだなーと思います。
それは、その人の、最も素敵な顔で、いさせてあげられる人ですから。