Twitterでの呼び掛けから、第二回目となる #なっこまるの保健室 に参加してきました。
参加もこれが二回目。
一回目は性教育全般についてのざっくりとした語りがあり、参加者の皆さんからも熱い話が次々に飛び出し、チャットも白熱。同意する意見ばかりで、性教育について誰かと話をするのは初めてのことでしたが、とても安心しました。
第二回となる今回の議題は、ジェンダー。
冒頭で話されたのは、学校で顔に傷を負った生徒に対して「女の子だから」と特別に案じた教師がいた、という話。
今でもある話なんだろうな、というのが私の感想でした。私もよく見聞きしましたので。
この件に内包されている問題は、いくつかあると思います。
まずは、「女の子じゃなかったら心配してもらえないのか」という問題。
そして、「女の子は顔が命という価値観を植え付けてしまう」という問題。私も植え付けられて育った。
これは負傷した生徒に限らず、それを見聞きした生徒にも影響が出るかも知れない。
例えば男子生徒は、自分は顔に傷ができても気丈でいなければならないのか、顔に傷を負うことを恐れていたり、既に傷を負って気にしているけど、これはいけないことなのか、とか、顔に傷のある女は価値が下がった可哀想な子なのか、とか思いかねない。
女子生徒は、女の子扱いされるようにしていなければ心配してもらえない、とか思いかねないし、将来顔に負傷した時、必要以上に心まで傷つきかねない。既に顔に傷を負っていたら、更に傷つきかねない。
ということで発言には問題があったと思う次第だけれど、その教師のことをとやかく言う気にはならない。
背景は想像できるし、理解もできるからだ。
それに何より、「そんな発言、普通に聞いて育った」からだ。
私も世が世ならその場面で同じ発言をしていたかも知れない。
言うか言わないか、その差を生むのは、ほんのちょっとのことだ。
ここで意識を向けたいのは、その発言に危機感を抱き、問題意識を持つ人がいる、ということ。
男の子でも女の子でも傷を負ったら心配だし、人目に付く顔であればなおのこと心配。
その純粋な気持ちに、男女の差は無いのだと。
そのような考え方が広まれば、全ての人が生きやすい世の中になると思う。
そうすれば、このような「一言余計な発言」も聞かなくなるのではないか。
長い年月が掛かるでしょうが、現場で奮闘されている方々には敬意を示すよりありません。
さて、そんなジェンダーを語る会議にて、
私も作家の一員となっている株式会社ライフストーリーのウェディング小説が、関心を集めました。
ライフストーリー ウェディング小説とは、結婚式を挙げるおふたりの馴れ初めエピソードを短編小説にして、ゲストの方々にお配りする、というサービスです。
私が会議で話したのは、その裏話。
一つ目は、お客様にお願いする事前アンケートや、作家が用意する資料の項目について。
当初、「新郎の名前」「新婦の名前」という項目がありました。
これを見た時に私は、「新郎でも新婦でもないお客様もいるんじゃないか?」と思ったのです。
そのことを指摘したら、資料のテンプレートを作った仲間もその問題を認識していたのだけど、
「新郎新婦じゃなかったらなんと呼ぶのか、分からない」
……私も分からない。
急いでググった。
すると、同性婚を受け付けている式場では、申込用紙に「新郎・新婦」の欄がなく、「パートナー」の欄があるだけ、という記事がヒット。
なるほど、と思った。
情報を共有すると、仲間もなるほどと唸る。
ググっただけで、知っただけで、表現が変わったのです。
更に会議で反響を呼んだのは、HPに載せる「よくある質問」作りでの出来事。
様々な項目が並ぶ中で、「その他」の中に「同性同士の結婚で依頼できるか」という質問があります。
答えは、「もちろんOK」です。
しかしその項目はその他の真ん中ぐらいにありました。
それを見て、私は思いました。同性同士の結婚でも依頼できるかどうかを知りたい人にとって、これは他の何より重要な情報なのではないか、と。なぜなら、もし依頼できなければ他の質問と回答は無価値なものになるから。なのに、これはその他の5番目ぐらいに書いてある。
この質問と回答のターゲットは明確だが、その人はどんな気持ちでこのページを読み進めるのだろうか? このページの質問と回答を自分が読むに値するかどうか分からないまま読み進めるかも知れないのに、この位置に書いてあっていいのか?
我々ライフストーリーとして「もちろんOK」と答えるのなら、それを「その他」の項目の中では最上段に載せ、可能な限り最速で知らせたい。
それが「もちろんOK」の意思表示にもなるのではないか。
ウェディング小説 | LifeStory Wedding - 結婚式の新定番演出!おふたりの人生物語を小説に。
https://wedding.life-story.app/
もちろん、よくある質問の叩き台を作った仲間は、ただ思い付いた順に書いていっただけだ。
だから、それに対して「気付き」を反映させることが大切。
それがチームワークだし、人の生きる世界、人間の世界だと思う。
私の「これ、その他のトップに持ってってもいいんじゃない?」というシンプルな発言から意図を見抜き、すぐに「いいね」のリアクションをくれたライフストーリーの仲間は、最高だ。
ジェンダーの問題。
私だって数年前までほとんど無関心だった。
知らなければ、気付けない。
であれば、知った人が、気付いた人が行動するしかない。
ただ、住みやすい世界での幸せのために。
改めて、貴重な気付きをくれた #なっこまるの保健室 に感謝を。
主催者のおふたりはもちろん、参加者の皆様も、有意義で楽しい時間をありがとうございました。
