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■ 今週の書籍紹介
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・ シッダールタ ⇒ http://goo.gl/rOX7K
・ ヘルマン・ヘッセ(著)
・ 草思社
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■ 概要(アマゾン商品説明より)
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インドの青年シッダールタ(釈迦と同名だが別人)が生の真理をもとめて修行し、世俗の中に生き、人生の最後に悟りの境地にいたるまでを寓話的に描く。
「人は何のために生きるか」、永遠の謎に答えるヘッセの傑作小説、新訳版。
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■ 森島賢介の評価
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★★★★★★★★☆☆ 総合評価
★★★★☆ わかりやすさ
★★★★☆ 読みやすさ
★★☆☆☆ 情報量
★★★★☆ コストパフォーマンス(お買い得度)--------------------------------------------
この本では一人の高貴な身分出身の青年が、身分を捨て、自分を捨て、欲望を捨てて、悟りを求めて彷徨い、悟りに至るまでの心の動きを非常にわかりやすく描いています。
この本でシッダールタが戦いを挑み、打ち負かし捨てようとしたもの、そして最後に乗り越えることができたもの、それは個人の持つエゴだったのではないかと思います。
本書の主人公シッダールタは、初めはバラモンという高い身分にいる自分(エゴ)を捨てましたが、今度は自分は沙門(苦行者)であるというエゴを手に入れます。
そしてガウタマに会い、友と別れを告げることで、沙門というエゴを捨てて、今度は自分は自分であるというエゴを手に入れました。
その後、商売で成功したシッダールタは、今度は彼が最も軽蔑していた幼児人間(富や名声、その他欲望を追求する世間一般の人のこと)としてのエゴまで身に着けてしまいます。
それに絶望したシッダールタは手に入れた金銭や地位を再び捨てて、自殺を図りました。
そこでようやく幼児人間としてのエゴも捨てることができました。その後聖人とも呼べる川の渡し守と一緒に暮らすようになりました。
そして最後に自分の息子と出会い、息子への愛に苦しみ、それをようやく克服し、エゴを乗り越えた先に万物は一如であるという悟りに到達しました。
この本は一人の作家が書いた小説ですが、どちらかというと聖書に近い類の本だと思います。
この本は「人は何のために生きるのか。どのように生きるのか。自分とは何か。」
そういった疑問に読者それぞれの解釈・それぞれの答えを示してくれる本ではないでしょうか。
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