◆「あなたの主張している意見は
間違っています。そもそも、貴君が
約束を守らず、ルールに従った行動を取らないから
お客様に怒られるなどこうした事態を引き起こすのです。
改めて下さい。」
こんな非難めいたメールをもらったら、
あなたはどう感じるだろうか?
「ごもっとも、これから改めよう」
と思うだろうか?
それとも
「フザケルナ!何様のつもりだ!」
と、腹を立ててて、すぐにも反撃のメールを返すだろうか?
(影の声)そりゃあ、状況次第なんじゃねえの?
そもそも、客観的な事実として、自分が本当に約束違反してたり
ルールに従った行動を取っていなければ、
「その通り・・反省しよう」
となるかもしれないし、全くの的外れなら
カチンと来て、思わず反論メール出しちゃうかもしれないしさあ・・
(神城)
まあ、影の声君の言う通りの側面もあるけど
現実には「客観的事実」なんてものを判定するのは
難しい場面が多くて「立場によって事実は180度変わったりする」
ものです。
◆それに、メールの文章というのは
Face to Faceの面談と違って
一方的なものだから、相手の捉え方というのは
千差万別になるものです。
なので、相手への「非難」は勿論「誹謗、中傷」
の類は「絶対にメールで書くべきじゃない」です。
しかもメールというのは「証拠」として残るし
悪意のある相手なら「内容を改ざんして、他人に広める」こと
も簡単に出来てしまうツールだということを忘れないで下さい。
ビジネス・シーンで、感情的な文章をメールを出すことは
百害あって一利無しです。
シビアな状況で、「言いたくないキツイこと」を相手に
伝えざる負えない時こそ
「面と向かって、話すべき」なんです。
せめて最悪でも「電話」で話すべきですね。
◆最近は相手への非難の気持ちが一杯の
文章を平気で複数人のCCを入れてメールする
人が多すぎますね・・・
たとえ、どんなにあなたが正しくとも(とあなたが思っている)
正義の味方だとしてもメールで相手をやり込めようと
すると、必ずあなたにもしっぺ返しが来ますので
ご用心です。