イチローがナショナルズ戦に「1番・左翼」でスタメン
結果は、4打数2安打のマルチ・ヒット。
打率を382とし
メジャー通算安打を2956本とし
歴代32位、P・ローズの最多通算安打数に
あと22本と迫った。
イチローは今季初の2戦連続マルチ安打で、
最近5試合(先発2試合、代打3試合)に限れば
11打数8安打とヒットを量産していて絶好調に見える。
そんな中でも、「絶好調ですね?」との問いかけに
イチローは
「お伝えすることないです。ごくごくノーマルくらいですかね」
と素っ気ない。
でもこれは、彼が
『すぐ、調子に乗るし、すぐ、自信も失ってしまう。その中間が欲しい。』イチロー
と言っている様に、好調だと調子に乗って自分を見失い型やタイミング
を崩してしまう自分がいること。
これを強く意識して、調子が良くても、悪くても
常に同じ精神状態(=中間)でいられる様に自らに言い聞かせている
んだと感じますね。
いわゆる「平常心」ってヤツです。
この「平常心」についても、イチローは面白いことを言っています。
「平常心で頑張ります」とは僕は言わないです。
なぜかっていうと、「平常心で臨もうと思っています」って言っている正に
その時既に「平常心を失っている」からです。
と・・・
「平常心」を意識した瞬間に、平常心ではない。というのは言いえて妙かもしれない。
勝って兜の緒を締めて、負けても腐らず、落ち込まず、返ってこれがチャンスと
思える精神状態、思考回路を作れるか、が勝負の世界での一流の条件なのでしょうね。
◆イチロー、歴代32位通算2956安打 2戦連続マルチで量産態勢も「ごくごくノーマル」
「マーリンズ2-8ナショナルズ」(22日、マイアミ)
マーリンズのイチロー外野手(42)はナショナルズ戦に「1番・左翼」で出場し、4打数2安打。前夜の4安打に続くマルチ安打で打率を・382(55打数21安打)とした。メジャー通算安打数を2956本とし、ウィリー・キーラーを抜いて歴代32位(大リーグ機構公認の米記録専門会社による)に浮上。日米通算は4234本となり、P・ローズのもつメジャー最多通算安打記録まであと22本とした。
前日に背中の違和感を訴えた正左翼手のイエリチがこの日も欠場。4月28、29日以来の2戦連続先発出場となったイチローは初回の打席で中前打。昨季は2度のノーヒットノーラン、今季はメジャー最多タイの1試合20奪三振を記録しているエース右腕、シャーザーに対し、ワンボールからの2球目、真ん中の151キロ速球をライナーでセンターへ弾き返した。
本拠地にブーイングが起こったのは四回だ。ツーボールワンストライクからの4球目、137キロスライダーを打って出て三ゴロ。三塁手の前に転がった打球に快足を飛ばして一塁を駆け抜け、一旦はセーフと判定されたが、敵軍がチェレンジ権を行使し、ビデオ裁定でアウトに覆った。
6点を追う六回2死走者なしの打席は右前打。カウント1-1からの3球目、内角高めの151キロ速球を鋭く弾き返すと、打球は一、二塁間を真っ二つに割った。
シャーザーと4度目の対決となった八回は1死一塁の場面で左飛。初球、内角低めの151キロ速球を積極的に打って出たが、左翼手ほぼ定位置の飛球となった。
今季初の2戦連続マルチ安打。最近5試合(先発2試合、代打3試合)に限れば11打数8安打とヒットを量産している現状を問われたイチローは「お伝えすることないです。ごくごくノーマルくらいですかね」と話した。
この日は先着1万2千人の来場者に安打数表示板付きイチロー首振り人形が配られた。また、「ジャパニーズ・ヘリテージ(日本の伝統)・デー」と題したイベントが開催され、在マイアミ日本国総領事の岡庭氏が始球式に登板。浴衣姿の観客がイチローに声援を送った。(出典:デイリースポーツ)
イチロー名言集、マルチヒットにも「ごくごくノーマル」