昨晩日本TVの『先輩Rockyou心揺さぶれ!』
「女子ソフトSP!上野由岐子最速ボールの秘密。」
を見ていて、感動した。
オリンピックで金メダルも取った、
世界最速の女、上野由岐子の自然体の言葉の端々
からホトバシル「真理」に感嘆したからだ。
![ソフトボール上野ピッチング](https://stat.ameba.jp/user_images/20150106/00/successkuni/8c/d8/j/t01320200_0132020013181363490.jpg?caw=800)
1)「最後は、勝つことへの執念で決まる。」
「気持ちだけは、絶対に負けない。」
強い奴が勝つわけじゃない。
すばしっこい奴が勝つわけでもない。
最後まで諦めずに、必ず勝つと執念を持った者が勝つのである。
勝負の80%は、気持ちで決まる。
最初から「どうせ、勝てないよ」と心の中で呟いた瞬間にあなたは負けている。
相手と勝負する以前に、あなた自身に「負けて」いるんだ。
どんなに不利な状況だろうと、どんな逆境だろうと
むしろ、それを有利に働かせる胆力と、知恵のある者が最後は勝つのである。
自分自身に勝てれば、全てに勝てるのだ。
![ソフトボール上野](https://stat.ameba.jp/user_images/20150106/00/successkuni/bb/93/j/t02000131_0200013113181365428.jpg?caw=800)
2)「あえて、打たせること、打たせて、味方の新人に生きたボールを本番で
取らせて、アウトにさせる経験を積ませること。
エラーしても良い。チョンボっても良い。本番の緊張した試合の中で
新人が、数多く「本物の生きたボールを処理すること」
これをやらせるのが大事。」
場合によると、これで、ヒットになったり、点が入ったりする。
それでも、1シーズン、新人が一球もボールに触らなかったよりも良い。
次に、貴重な「実体験」として財産になるから。」
ここまで考えて、打たせて取ろう、、としている上野は本物のリーダーだ。
自分だけのチカラでネジ伏せようとすれば、簡単に三振に出来るバッターに
対して、あえて、打たせて、後輩の「貴重な経験」を踏ませようという
懐の深さ。
また、野球などの「団体ゲーム」は、決してスーパーピッチャーや
スーパーバッターだけでは、勝てないことを、身を持って知っているわけだ。
ここぞの試合の、ここぞの場面では、数多くの「実体験」こそが
生きてくる。 守っている全員、攻めている全員の、経験値が高ければ
高いほど、勝利の女神は微笑んでくれる。
![ソフトボール上野と皆](https://stat.ameba.jp/user_images/20150106/00/successkuni/30/90/j/t02000131_0200013113181366646.jpg?caw=800)
3)北京オリンピック(たしか)で金メダルを取った後に襲ってきた虚無感・・・
目標を失い、目一杯練習し、実力を高めなくとも勝ててしまう虚しさ・・・
何のためにソフトボールをやっているのか・・・
こんな虚無感に上野は、3年も悩まされた。
それを救ってくれたのが監督の一言・・・
「上野、、自分じゃなくて『ソフトボールにお返しするつもりでやってみれば!』
そう、監督が言わんとしたいたことは
今までは、自分が、強くなりたい、世界最強になりたい。
だから、世界一練習して、自分が世界一のピッチャーになりたい!
『自分一人が、頑張ろう』
と、自分のことしか見えていなかった上野・・・
でも、世界的に有名にしてくれたのは「ソフトボール」があったオカゲ。
ソフトボールチームメンバーのおかげ、
ソフトボールを支援してくれているスタッフのおかげ、
なにより、ソフトボールを見てくれている世界中のファンのおかげ・・・
絶対に「自分ひとり」のチカラで、ここまでこれた訳じゃない・・
早い球を投げられる天性のギフトをもらった自分をここまで育ててくれたのは
他でもない「ソフトボール」のおかげ。
ならば、今度は、自分が「ソフトボール」にお返しをする番じゃないか・・・と、、
関係者全員のために、頑張ろう・・・
これで、上野の虚無感は、完全に消えて無くなったという。
誰にでも、当てはまることじゃないだろうか・・・
「俺は、なんでこんなに仕事を頑張っているんだろうか・・・」
「俺は、自分の出来ることは、目一杯やっているし、それなりの成果も
出しているつもりだ。」
「でも、上は、もっと頑張らにゃダメだ」の一点張り、、
やる気も、モチベーションも出てこない・・
こんな時は、今の自分を育ててくれた先輩、後輩、お客様、取引先の業者さん
など、関係者がいかに自分を育て、援助してきてくれたかを、思い返すが良い。
人生、自分一人で、生きている訳では決してないのだから。