推定無罪!

 

・・・法律って難しい。

今まであまり法律について勉強してこなかったけど、やはりちょっとは知っておかないといけないと思いはじめました。

前にも一度書いたかもしれないけど、道路交通法が我々の法律に対する誤った知識を与えている気がする。

 

※なお、僕は法律の素人なので以下誤りがあればすみません。なので、法律の説明としては機能しませんでのあしからず、あくまでも僕の独り言ということで。

 

 

日本を含め多くの国では法律では「推定無罪」が原則らしい。

要するに裁判で「有罪」とされない限りは、被告人は「推定無罪」として扱わなければならない。

 

 

そこで疑問が発生。

 

”交通違反は裁判で有罪判決を受けなくても、罪が確定(?)し反則金を納付しなければならない。”

おかしくない?と思い調べてみると、交通違反(ひどいものを除く?)は、「行政上の責任」ということで、行政機関から受けるペナルティってことになっているらしい。

 

なので、違反を認めることにより、刑事罰を免れることができるとか。

 

これは、そもそも交通違反も刑事罰の対象になるべきものだけど、件数が多すぎるので裁判所とかが対応しきれないのでできた制度とか。

 

ようするに、本来は検察に起訴されて裁判により有罪・無罪が言い渡されるべきものだけど、違反を認めて反則金を納付すれば刑事罰を免れて行政処分、言い換えれば前科なしにしますよってことみたいです。

 

つまり、交通違反における「行政上の責任」っていうのは、法律解釈においてかなり特別なパターンだといえるでしょう。
 
けど、(私の推測ですが)我々が一番犯しがちな「罪」が交通違反だと思うので、これが「罪」の流れだと思い込んでしまっている人が多いのではないでしょうか。
 
冒頭に戻りますが、日本の法律上は「推定無罪」が原則です。
なので、例えば罪を犯し警察に逮捕されても、その時点では「推定無罪」なのです。
 
多くのマスコミは、逮捕された容疑者を「犯罪者」のように報道します。
また、容疑者も犯罪者のようにふるまってしまうケースが多いように感じます。
 
なんかの雑誌の記事でフランス人記者が、日本のこういったマスコミの姿勢について疑問を呈していました。
 
なるほど、容疑者がすでに犯罪者のようにマスコミが誘導することにより、世間の目をそのように誘導し冤罪が起きる可能性もありそうです。
 
我々日本人が、かくも簡単にマスコミに誘導されるのは、やはり「交通違反」の制度により刷り込まれた誤った法律意識が原因でしょう。
 
最後に、ようするに何がいいたかったかというと。。。
 
・「交通違反」が行政上の責任になるのは、至って特殊なケースってことを覚えておこう! → 本来、法律を犯すと刑事罰になる可能性がある。交通違反っていう特殊なケースのために、安易な考えで軽微なことでも犯罪は絶対NG、前科がまってますー。
 
「推定無罪」っていう原則があることを知っておこう! → マスコミの無責任な誘導に惑わされないようにしよう!
ってこと、かな。。。