最近の日本映画は、映画館にお金を出して見に行っても最後まで観れるから少し安心する。
一昔前など、金出して観にいっても楽しいどころか怒りに変わっていたのだ。(例 天と地と)
昨晩、「ALWAYS 三丁目の夕日」を観にいったのだが一応観れるということで安心。
監督や制作者も、俺達と同年代が活躍しだしたってことか。
そんな私も昭和3*年生まれ。
あの頃の時代が懐かしいなどとは思わないが、今より精神的余裕があった時代でもあった。
少し無理の有る描写だが、嫌味まで行ってなかったから許すとしよう。
実際、ハリウッドなどと比べると予算も映画に対する背景もまったく違うので
比べる事じたい無理があると思う。
CGの扱いも日本映画では精一杯なのでしょう。(金と時間がありゃ、もっとリアルに出来る)
少し、残念だったのが最後のシーン。
作家の茶川と飲み屋のネエサンの将来が、あまり救いを感じられない。
このあたりは、この映画の年寄りのオーナーの意見が出ているのであろう。
昔から日本映画の最後はこのような情況で終わることが多い。
もう山田洋次的感覚から脱皮して欲しい。
もっとリアルにわかる、救いのエンディングだったら素晴らしい映画になったでしょう。
少しはチャップリンの映画でも見習ってほしい。
それと、何故脇役でも本当の役者を使わないのか不思議。
話題作りかも知れないが、それだったら徹底的に演技指導するべきです。
この部分は日本映画でも修正可能なのだ。
シリーズ化なんて、バカな事を思わずに
基本の部分からしっかり映画作りして、日本映画を復活して欲しいと切に願うのであります。