A男 「B子、結婚してから住む場所、どうしようか?」
B子 「タワマンが良いわね! A男の給料なら、ローン組めば、何とか買って住めるんじゃない? お姉ちゃんは賃貸マンションだから、こっちの方が上だしね!」

恋人同士のA男とB子の会話です。


前後関係やその時の状況は分かりません。

もしかすると、A男とB子は、もう婚約していて、結婚式も決めているのかもしれませんし、まだそこまで具体的な話はしていないのかもしれません。

あるいは、A男もB子もフルタイムの正社員で働いていて、結婚後もそれを続けるつもりなのかもしれませんし、A男は正社員ですがB子は派遣やパートで、結婚後は専業主婦になる気満々かもしれません。

若しくは、A男とB子は、もうかなり歳をとっており、子どもはとても望めないのかもしれませんし、まだ二人とも若く、結婚後は子どもが欲しいと二人とも思っているのかもしれません。


さて、B子から、
「(結婚後に住むのは)タワマンが良く、A男の給料なら、ローン組めば、何とか買って住めるんじゃない? お姉ちゃんは賃貸マンションだから、こっちの方が上だしね!」
と言われたA男は、どう返せば良いでしょうか?

①「あのさ、確かにローンを組めば、タワマンに住むだけは出来るかもしれないけど、貯金とかほとんど出来なくなるよ? 子どもの塾とか習い事とか、家族旅行の費用とかどうするわけ?」

②「ふーん。じゃ、もし俺が仕事をクビになったり、会社が潰れちゃったりしたらどうするわけ? その分、B子が働いてローンを返してくれるなら良いけど、そこまでの覚悟、あるの?」

③「なるほど。タワマン、良いね~。眺めも良いだろうし、タワマンって、ステイタスだよね~。B子にはピッタリだよね~。」

もちろん、正解は③です!


当たり前過ぎますが、一応簡単に解説を…。

①このようなことを言っても、
「そんなの、その時になってみないと分かんないでしょ? A男の給料だって上がるだろうし、何とかなるんじゃない?」
と返されるだけで、言うだけ無駄ですから、不可です。

②このようなことを言っても、B子は、
「その時はその時よ。別の会社にA男が就職すれば良いでしょ?」
と言うだけで、自分が当事者になる気はありませんから、言っても不毛なので、不可です。

③このように、一般論としてのタワマンの良さを述べた上で、お世辞を言って気分を良くし、さっさと(婚約をしていたら)婚約を解消すれば良いだけですから、これ一択でしょう。


最後に、B子のように、目先のことだけしか考えておらず、後先考えないで無駄遣いする癖に貯金は出来ない、というような女性は、少数派かもしれません。

随分昔の話になりますが、現天皇の浩宮様が皇太子時代に、将来のお妃に対する質問で、
「ティファニーであれやこれやと買い物する人では困ります」
ときっぱりおっしゃっていました。

オックスフォードに留学して英国社交界でデビューもされていたはずなのに、堅実なお妃を望まれていたのは、やはり上皇陛下ご夫妻の教育の賜物だと思いますが、そういう観点から鑑みても、B子のような女性は、ご両親の(マイナスの)教育の賜物と言えるでしょう。

お金にだらしない人は、男女を問わず一生だらしなく、直りませんから、さっさと別れて別の相手を探す方が賢明でしょう。


今日の一句 すべからく 常に女は 先見ない?
対処法 一般論としてのメリットを述べて良い気分にさせて、さっさと婚約解消する