A男 「今日は、マジで疲れてるから、そこの居酒屋で良い?」
B子 「別に良いけど、女は、か弱いんだから、優しくしないとダメでしょ? 女心を分かってないと、彼女出来ないよ!」

友達同士のA男とB子の会話です。


前後関係やその時の状況は分かりません。

もしかすると、A男とB子は、学生時代からの知り合いで、仲も良かったのかもしれませんし、ただの知り合いで、そこまで仲が良いわけではないのかもしれません。

あるいは、A男とB子は、会社の同期で、よく飲みに行ったりしているようなかもしれませんし、たまたま、B子がA男に相談に乗って貰おうとして会ったのかもしれません。

若しくは、A男とB子は、打ち合わせが終わらなかったので、続きをやろうと思ったのかもしれませんし、今度一緒に合コンの幹事をやるので、その打ち合わせをしなければならないのかもしれません。


さて、B子から、「女はか弱いんだから、優しくしないとダメ!」、という話を聞かされたA男は、どう返せば良いでしょうか?

①「まあ、確かに女は男より弱い部分もあるけど、いっつもいっつも男が女に気を遣うのは、無理だろ? こっちは『マジで疲れてる』って言ってんだから、女が男に気を遣っても良いんじゃないの?」

②「あのさ。『か弱い』って、何? 幼稚園に通っているような小さい女の子なら、確かに誰が見ても『か弱い』だろうけど、良い大人が、自分のこと、『か弱い』って言うか? 周りから言って貰うなら、まだ分かるけど…」

③「あー、確かにそうだね。ごめんね、ワガママ言って。お詫びに、スタバでB子の好きなものをご馳走するよ!」

もちろん、正解は③です!


当たり前過ぎますが、一応簡単に解説を…。

①B子にとっては、相手が疲れていようがいまいが、何も関係ありません。むしろ、疲れていたら、
「アタシに会うのに、何で『疲れている』なんて言うわけ?」
と言いたいぐらいでしょう(実際にいうかもしれません)
ですから、言うだけ無駄なので、不可です。

②B子の考えでは、
「か弱い女=守って貰える女=価値が高い女」
というような図式なのでしょう。
しかし、さすがに自分から、
「アタシは価値が高い女なのよ!」
とは言いにくいので、「か弱い女」という言葉を使っているだけです。
ですから、言うだけ不毛なので、不可です。

③このように、相手の意見を尊重して下手に出ておけば、その場ではそれ以上責められる可能性は下がるかもしれません。まあ、傘にかかって責めてくるかもしれませんが、一応、その可能性を下げるので、これ一択でしょう。


最後に、B子みたいな女性は少数派かもしれませんが、要するに、
「アタシがあんたに会ってやるだけで有難いと、思いなさないよ!」
というようなスタンスなわけです。

そもそも、本当に「か弱い」女性は、自分のことを「か弱い」などと言えないぐらい「か弱い」でしょう。ということは、B子は「か弱い」女性ではないということになります。
もちろん、本人にはそんなことは言えませんよね?

ですから、あくまでも本人の意思を尊重して「か弱い」女性として腫れ物に触るように扱ってあげましょう。もちろん、長居は無用ですから、スタバで十分でしょう。


今日の一句 すべからく 常に女は 弱いふり?
対処法 相手の意思を尊重して、下手に出て「か弱い」女性として扱う