A男 「B子、もうこれ以上は無理だ。別れよう!」
B子 「何で? 他の女が出来たのね! ヒドイ! エーン!」

恋人同士のA男とB子の会話です。


前後関係やその時の状況は分かりません。

もしかすると、A男とB子は、昔から長く付き合っているのかもしれませんし、付き合い始めたばかりかもしれません。

あるいは、A男とB子は、大学生の同級生かもしれませんし、会社員同士かもしれません。

若しくは、A男とB子は大学の先輩と後輩かもしれませんし、婚活パーティや合コンで出会ったのかもしれません。

さて、B子に泣かれてしまったA男は、どう返せば良いでしょうか?

①「泣きたいのはこっちだよ。
ケンカするといっつも俺が謝ってたし、もう無理なんだよ。」

②「いやいや、いっつもワガママばっかり言ってるのはそっちだろ?
ずっと我慢して来たんだけど、もう限界なんだよ!」

③「俺が全面的に悪いから、いっくらでも責めて良いから。
今までありがとうね。」

もちろん、正解は③です!


当たり前過ぎますが、一応簡単に解説を…。

①このように「いっつも自分が…。」などと言うと、それが事実であったとしても、相手の神経を逆撫でします。
なぜならば、客観的に証明できないからです。
そのため、
「アタシだって謝ってた!」
と、言い返されて、不毛の言い争いになるため、不可です。

②これも、①と同様に、主観的な意見に過ぎませんから、たとえ事実であったとしても、言うだけ無駄ですから、不可です。


③どんなに一生懸命に理由を説明しても、B子が納得することは永遠にありません。
ですから、必要最小限の事務的会話で十分です。
起訴された人が不起訴になった場合に、検察側が理由を説明しないのと一緒でしょう。
ですから、これ一択でしょう。

最後に、B子みたいに涙を流す女性は多いかもしれません。
しかし、その涙の意味するところは、こちらでは判断がつきませんし、もしかしたら、B子自身も分からないのかもしれません。
ですから、相手が涙を流そうが流すまいが、当初の予定通りに粛々と話を進める方が、安全でしょう。
そうしないと、心理的に寄り添いすぎると、こっちがやられてしまう場合も有りうるためです。
自分の心を守る、というような前提で発言を考えた方が良いかもしれません。


今日の一句 すべからく 常に女は 嘘涙?
対処法 事務的に冷静に伝えて、心理的距離を保つ