A男 「B子、介護士の仕事、どうかな? 大変そうだよね?」
B子 「介護の仕事自体はイヤじゃないし、お年寄りと話すのも楽しいんだけど、お局様がいてさ、しかも二人も! その二人に睨まれたら終わりなのよ! この前も、新しく入った人を、『やる気がない!』とか言って、気にくわないから、いじめて辞めさせようとしてたし…。」


友達同士のA男とB子の会話です。


前後関係やその時の状況は分かりません。

もしかすると、B子は介護士の仕事に就いてまだ間もないのかもしれませんし、もう何年間やっているのかもしれません。

あるいは、元々B子は、介護士になりたくて、大學でもそういう勉強をして介護福祉士の資格を取って、介護士になったのかもしれませんし、介護士の会社しか受からなかったのかもしれません。

若しくは、B子にとって今の職場は初めての施設で、お局様に接するのも初めてかもしれませんし、今の職場に移動したばかりで、以前の職場は、お局様というような存在はいなかったのかもしれません。


さて、B子から、

「介護の仕事自体はイヤじゃないし、お年寄りと話すのも楽しいんだけど、お局様がいてさ、しかも二人も! その二人に睨まれたら終わりなのよ! この前も、新しく入った人を、『やる気がない!』とか言って、気にくわないから、いじめて辞めさせようとしてたし…。」

と言われたA男は、どう返せば良いでしょうか?

①「いやいや、そのお局様に人事権とかないだろうから、辞めさせることなんか出来ないだろ? そんなのおかしいから、上の人に言った方が良いよ!」

②「出た~、お局様! 女の職場アルアルだな! どうせ、そいつら更年期の子供部屋おばさんで、新しく入って来た新人は、若くて可愛いから気にくわないだけだろ?」

③「あー、それはB子、大変だね。上の人とかの詳しい状況が分かんないから、迂闊なこと言えないけど、B子がターゲットになんないと良いね~。どういう人をターゲットにしているのかな…。」

もちろん、正解は③です!


当たり前過ぎますが、一応簡単に解説を…。

①これは、B子が解決策を求めていたとしても、言わない方が安全です。
というのは、B子の上司がどんな人か分からないからです。
お局様達に迎合している上司なら、注進したら、今度はB子がターゲットになるリスクもあるため、言わない方が良いでしょう。

②これも、まさに言い得て妙なのですが、あまりにお局様達とはいえディスると、B子もあまり良い気はしないでしょうから、不可です。

③このように、B子の大変さを気遣った上で、更に、B子からの発現を引き出すような発言や質問がカギとなります。
というのは、実はB子も、答えが分かっていて、自分もターゲットにはなりたくないと思っているためですから、これ一択でしょう。


最後に、B子のように、女性が多く、お局様がのさばっている職場に勤めている女性は、少数派かもしれません。


そういうお局様に職場で睨まれたら大変なことになるのは、誰でも分かるでしょう。

しかし、なぜお局様に睨まれるのか? という原因は分からない場合がありますよね?


というのは、お局様に睨まれるケースは、共通の法則が少なく、お局様の思いつきというか、機嫌が悪い場合などは、誰でもターゲットになり得るためです。


そのため、お局様のご機嫌を伺うのも良いでしょうが、出来れば、関わりを減らしていくことの方が手っ取り早いでしょう。

あるいは、ちょっとしたお菓子やおやつをあげる、というような餌付け方式も有効でしょう。


いずれにしろ、何が決定打になるかは、出たとこ勝負の要素もありますから、こちらからアドバイスなどはせず、あくまでも相手の話を聞くよ!(I'm all ears.)という感じのスタンスでいましょう!



今日の一句 すべからく 常に女は 辞めさせる?
対処法 こちらからアドバイスなどはせず、あくまでも相手の話を聞くよ! という感じのスタンスでいる