
永田の女と吉野町のおじ様のタイムスリップ Ⅱ
それから。
私達は所長の診療を待ってから病院を後にした。
診療待ちをしている時、黛警視総監からひったくり犯と煽り運転の犯人逮捕の話を聞いた。
「…よぉ〜し…犯人1発ぶん殴るかぁ!」
「そうじゃな」
私は、無言で段野とヒロの頭を殴った。
「「Σいってぇ!!」」
「なにするんじゃ!恭汰」
「…ざっけんな!何考えてんのよ?…馬鹿なの?馬鹿なんだよね?こう言うのは警察に任せれば良いの!」
大声で話していた為、危うく病院から追い出されそうになった。
「…ったく(呆)…何処に居ても変わんねぇなぁ…」
所長が、背後で呟いた。
後書きと言う名の言い訳笑
何気にw 坂田
ギャグ回やんけw 志麻
永田の女と吉野町のおじ様のタイムスリップ Ⅱ
爆心地に着き、運命の8時15分。
強い閃光と共に私達の身体は宙を舞った。
「…らきさん…くらきさん!」
懐かしい声に、目を覚ますと、警視総監が顔を覗き込んで居た。
「…警視…総監?…」
起き上がり、周りを見回すと見知らぬ病室だった。
「…所長と…段野達は!?」
「倉来さん…落ち着いて…村田くんは背中を殴打されて…今診察中だよ…そして…お友達は今隣の病室に居るよ…」
私は、ベッドから降りて、隣の病室に向かった。
「…ヒロ?…段野?…」
「「…おぉ〜恭汰…」」
「…生きて帰って…」
「…来れたんじゃな…」
「「俺達」」
2人は、安堵の表情で笑いかけた。
後書きと言う名の言い訳笑
やっと 坂田
現在やねぇ 志麻
永田の女と吉野町のおじ様のタイムスリップ Ⅱ
運命の日。
私達は、防空壕の前に居た。
「…ほんまに…こんなんでえぇんか?」
「…今日1日は…絶っ対に防空壕から出ないでください」
私は、ゆりかさんと隆明さんに念を押して防空壕を後にした。
私達がやった事。
防空壕の中に、大量の飲水を家族分保存した。
「お姉ちゃん!」
突然聞こえた声に振り向くと、そこには進朔くんが居た。
「…進朔くん…」
「何処行くん?」
「…帰るんだよ…横浜に…」
「Σ嫌じゃ!お姉ちゃん…この街に居ってや…また彼奴等を倒してや!」
「…秘密だけど…この戦争は…後9日後に終わるよ?…でも…今日…この街は地獄になるの…だから…防空壕に隠れて1日防空壕から出ないでね?」
「恭…理江!…行くでー」
私は、ヒロに呼ばれて進朔くんから離れた。
そして私達は、爆心地に向かって歩き出した。
後書きと言う名の言い訳笑
大量の水って…坂田
やっぱり色々突拍子も無かった 志麻
永田の女と吉野町のおじ様のタイムスリップ Ⅱ
「「??」」
段野とヒロ、そして私は所長の顔を見た。
「…所長?…」
「…この時代ってさ…あれがあっただろ?…」
「「…あれ??…」」
「…防空壕…ですか?…」
「そう!!それ…空襲警報が出たらみんなで隠れてたんだろ?…」
所長の一言で、私はある事を思い立った。
数分後。
私は、隆明さんの部屋に居た。
「…率直に聞きます…このお家の防空壕ってどこにありますか??」
「…裏手の山にあるで?…」
「…恭…理江?」
「…その防空壕って…どんな作りですか?…」
「…石じゃが…」
「…8月6日の朝…アメリカの敵機が3機…この広島の上空を旋回します…その時空襲警報が鳴り響きますが…なんの被害もなく空襲警報は解除され…」
「…その数分後に…世界初の原子爆弾がこの広島の街に投下されます…」
「…そこで…隆明さん達にお願いしたい事があります…」
「…なんなら?…」
「 」
後書きと言う名の言い訳笑
永田の女はなにを言うたんやろ? 坂田
またしても、突拍子もない事を言い出しそうやな(呆) 志麻
永田の女と吉野町のおじ様のタイムスリップ Ⅱ
「…ねぇ…」
私は段野と、ヒロに思ってた事を口にした。
「「…なんなら…」」
「…2人のおじいちゃん達は…今どうなってんの?…」
「…今って…」
「…この時代の事なん?…」
「…現代の事!!…2025年現在…ゆりかさんと隆明さんは?…段野ん家のおじいちゃん達は?」
「…生きとるで…」
「…俺ん家も…生きとる…」
「…どうやって生き残ったの?…」
更に追求したら、2人共黙ってしまった。
「…なんで聞いてないのよ…」
呆れて溜息を吐くと、苦虫を噛むような表情をした。
「…なぁ…この時代って…」
所長が、徐ろに口を開いた。
後書きと言う名の言い訳笑
何を言うんやろ? 坂田
どうなるんやろな? 志麻
永田の女と吉野町のおじ様のタイムスリップ Ⅱ
「…恭汰…」
「理江!!…本名で呼んでってば…んで…なによ…」
「…俺…原爆投下前の地元見るん…初めてじゃ…」
「…それは段野も同じでしょ?…」
私がそう言うと、段野も頷いた。
「…そう言えば…理江ちゃん…」
「…なんすか?…」
「…原爆投下直前に空襲警報が出たって言ってなかったっけ?…」
「…原爆投下直前に…エノラ・ゲイその他がこの街の上空を旋回してたんですよ…でも…大きな空襲が無かったから…空襲警報が解除されたんですよ…その直後に…」
私の脳裏には、来るべきあの日の映像が浮かんでは消えていった。
「…なんか出来んのか?…」
ヒロが声を絞りながら、話して来た。
後書きと言う名の言い訳笑
どうするんやろ? 坂田
助けてくれた人達には恩返ししたいやんな 志麻
永田の女と吉野町のおじ様のタイムスリップ Ⅱ
ゆりかさんの事情を聞いた翌日。
広島には、慰問として【桜隊】がやって来た。
「桜隊てなんなら?」
「移動演劇で、愛媛出身の俳優さんが作った劇団」
「…愛媛出身と言えば…」
「懐かしいなぁ…長戸氏…」
私達は、桜隊の舞台を観に行く事になった。
「…まさか…タイムスリップしてまで…芝居が観れるなんて…」
「…なぁ…この人達…どうなるん?…」
段野の問い掛けに、私は何も言えなかった。
後書きと言う名の言い訳笑
あの日が…坂田
近付いとるな…志麻
永田の女と吉野町のおじ様のタイムスリップ Ⅱ
叔母さんの嫌味は続く。
「だいたい、私は最初から反対じゃったんよ?それやのに隆明の」
「ゆりかさん!!」
私は、思わず2人の前に飛び出した。
「…理江さん?…なんねぇ…」
「…おじい…隆明さんが呼んでるよ?…」
私がそう言って、ゆりかさんをその場から連れ出した。
「…理江さん?…」
「…ごめんなさいm(._.)m…嘘です…あの…」
ゆりかさんは、一瞬驚いた顔をしたが、すぐ私の意図を理解してくれた。
「…ありがとう…」
「…あの人…なんであんなに言い方がきついの?…」
「…私…隆明さんの…後妻なんよ…」
「…もしかして…あの人…隆明さんの再婚に反対してた?…」
「…その通りじゃ…そこに私が理江さん達を連れて来たやろ?…じゃけど…私は理江さん達をこの家に連れて来た事を後悔してへんで?…」
(そりゃ、未来の孫とその仲間を放置する程の人じゃないだろ)
私は、ゆりかさんから聞いた話を自分の胸に留めて置こうと決意した。
後書きと言う名の言い訳笑
前回視えたんは 坂田
この事やろなぁ 志麻



