水平対向エンジン
クランクシャフトを中心にシリンダーが左右に向かい合い、対向したピストンが左右対称の動きをするレシプロエンジンで、
現在、四輪メーカーではスバル(富士重工業)とポルシェだけが生産・販売している。
水平対向にピストンを配置しているので、上下の振動が少ないことはもちろんだが、対向したピストンがお互いの振動をうち消すため上下のみならず振動が少ないというメリットがある。
水平対向エンジンは、エンジン全長をV型エンジンと同等に短くでき、さらに重心を低くできる。
しかし、エンジンの幅が大きくなるため、車幅の小さい車ではピストンのストロークを長くできないことと、エキマニの取り回しが難しく等長にしにくいなどのデメリットもある。
欠点は、ストロ-クを伸ばすとエンジンの横幅が大きくなってしまい、車の幅を広げる必要がでてしまうため、トルクのあるロングストロ-クエンジンが作りにくいことです。
そのために、現行のスバルのエンジン(EJ20,EZ30)などは
ショ-トストロ-クが主流である。
水平対向エンジンは、ボクサ-エンジンと180°V型エンジンの2種類があり、外観上では見分けはつかない。
ボクサーエンジンは向かい合ったシリンダーのクランク位相角を180°とすることによって、V型エンジンに比較して振動を抑えることが容易である特徴を持っている。
その一方、バンク角が180°のエンジンのうち、クランクピンを左右のバンクのピストンで共有しているエンジンのことをボクサーエンジンと区別して「180°V型エンジン」と呼ぶ。
これは特に12気筒エンジンにみられ、以前にフェラ-リの
テスタロッサなどが搭載していた。
いずれにしても、水平対向エンジンの魅力は
車体重量バランスが優れていることである。
現在ではスバル(富士重工業)とポルシェのみが量産・販売している「水平対向エンジン」。
左右のピストンが振動を打ち消しあう、全長・全高がコンパクトに抑えられるため重心を低く設定できるなど、高次元の走りを実現する多くのメリットをほこっている。
その他のレシプロエンジン
●V型エンジン(多気筒エンジンに採用される。6気筒、8気筒、10気筒、12気筒。主に、高級車や高級スポ-ツカ-に採用される。)
●直列エンジン(現在はBMWのみが6気筒エンジンを生産・販売。全世界での主流は4気筒のみ。)
●ロ-タリ-エンジン(マツダのみが実用化に成功したエンジンで過去も現在も他メ-カ-では量産・販売されていない。少量ながら生産したメ-カ-が過去にありましたが、マツダの技術力の高さが光っていたようだ。
現在、世界で生産・販売されている水平対向エンジン搭載車種
スバル(富士重工業)
レガシィシリ-ズ(ツ-リングワゴン、B4,アウトバック)
インプレッサ
フォレスター
エクシ-ガ
トライベッカ
ポルシェ
911シリ-ズ(カレラ、タ-ボ、GT2,GT3)
ボクスタ-
ケイマン
