幕降りて(ちば悠平) | 劇潜サブマリンBLOG

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毎度ディープブルーな作品づくりをしております。
我々と一緒に心の深海に潜りましょう。素潜りで。

こんにいわ!

ちばです。

イベント公演が無事終わりまして次の本を書いている今日この頃です。

今回は稽古約1ヶ月と短く一つ一つの稽古に集中できた公演でした。

観に来ていただいたお客様からも嬉しい感想を聞けました。
たぶん、また、こういう公演すると思います。
よければまたぜひ。
ご来場誠にありがとうございました。




今回の「透明人間の話、はなし」はミニミニ大作戦vol.2ということで前回の「上昇↑↑」から約1年ぶりの番外というかそんな感じの公演でした。
ただ、上昇の45分の上演時間に比べ、今回は75〜80分とほとんど本公演のような長さになっちまいました。
はじめ短編公演と宣伝してましたがそれをイベント公演と無理やり変更したのはいい思い出です。あれは座組の皆さん、混乱したお客様、すみませんでした。

そうなってしまったのも、今回の透明人間、短編にするには少しもったいない気がしまして、中編にさせていただきました。

まぁ今回の作品にはどこか人間の持つ愛情というかそんな曖昧で透明なものが作品の中心にあったので長くさせていただきました。

あしからず。


毎度恒例になりましたが今回の登場人物を何人か…

まず図子侑大くん演じる弟。



書き始めは、個性あふれる役の中にいてその対比で普通という人を書きたかったところがありこの役を作りました。天才と言われる姉がいて、旅館経営についてあーだこーだ言う女将と、ちゃんと仕事しない板前とがいて、その板挟みに苦労が絶えない弟…

とまぁはじめはここまでしか予定しておりませんでした。しかし物語が進むにつれ、ここまで我慢してたら絶対爆発するよなーと思いあの盗撮のシーンを作りました。
観ていただいたお客さんからも裏切られたと言う声を聞けて良かったです。


劇団員の中村太郎演じる女将。



お客様からの反応がとても多かった役でした。

トークイベントでも話しましたがまず衣装。
どうしてもこういった出落ち感のある役にはどこか手を抜いてしまうことが多いですが、今回は隅々にまでこだわらせていただきました。無駄に。
何と言っても女性ものの着物で太郎サイズのものがまぁ〜無い。太郎も必死で探したそうですがなかなか見つからずただただ日にちが過ぎて行きました。
でも、あるものなんですね。神奈川は鶴見まで行って買ってきたそうです。もう意地ですね。ここまできたら。

そして着付け。



1人では厳しいので今回の女性陣に助けてもらいメイクも合わせて1時間かけて装着してました。もはや特殊メイク。

この女将、気のいい旦那に甘えてあーだこーだは言いますがあーだこーだ言うだけで何もしない人任せなやつです。悪人ではありませんが、まぁよくいるよくない人です。ある意味人間味が一番ある役だったのでは無いかと思います。ビジュアルは人間味が一番無いですが。

ちなみに僕が女将の中で一番好きな台詞は「私が描いた方がよっぽど上手いんじゃないの?」です。


やばいご夫婦でした。

座高の差もやばい。

ミニミニ大作戦でしたが色々なお客様に観ていただけました。
さて、次はいよいよ本公演です。
まだ書いている途中ですが面白くなると思います。
よければぜひ!

では、せんすーい