とても優しい高齢の方。


これまで随分まわりに気を遣ってこられたようでした。


こういったら気を悪くするかなぁ、考えすぎかな、考えすぎは良くないと思うんだけどね、でも考えてしまうの。


そして気を悪くさせないようにいつも笑う癖がずっとぬけないのよ。


そう話すお顔は泣きそうに笑ってました。


子どものときに少しつらいことがあってね、今でもこわくなるんですよ。


家族にも言えないけれど、だけどやっぱり苦しいなぁとまた笑うのです。


裕福な暮らしを送りながらも人知れず苦しんでこられたこの方の体はとても硬く、筋肉が緊張していることが伝わってきました。


どれだけこの方に人々は救われたんだろう。これからはご自身の心にも優しくあって頂きたいと思います。