お兄ちゃんと古奈ちんロス、なんて言ってたら、お兄ちゃんにも古奈ちんにもトライ主さんにもほかの猫たちにも失礼なんだけど、でも、なんというか、虚脱感があります。


里子に出すと、いつもそう。すごく疲れてしまうし、気力が減退します。もともと無気力人間なのに。


大事な猫を里子に出すことは、なんかうまくいえませんが、すごく精神を削られます。ものすごいエネルギーを使います。


だからいつも、里親さん宅に連れて行ったあとは、すぐには店に戻らず、マックでもなんでもいいんだけど、ひとりでコーヒー飲んだりして気を鎮めるようにしています。昨日はそういうことする状況じゃなかったから、今日にまで引きずっていて、今日一日気力がわかずにぐったりしていました。


荷物みたいに運んでいるわけじゃないから。


すごく精神を持っていかれます。こういう話、今まで人にしたことなかったな。でも、そうなの。伝わるかわからないし、他の保護活動してる人がそうかもわからないけど。


達成感とか満足感なんかなくて、とにかく、だたただ精神削られる。


命を人に託す、新たな家族に命を託すってことの重みというか。わからないけどとにかくやられる。


こんなことをいちいち思ったり感じているようだと、保護活動向いてないなと、つくづく思います。


でも、里親さんと毎日連絡とりあって、猫たちの様子に一喜一憂しているうちに、新たな責任感が生まれてくる。猫も、里親さんも幸せになってもらうにはどうすべきか、一生懸命考えている。


そして、正式譲渡になって里親さん宅に伺って、すっかりそのうちの子になった猫たちを見て、今度は辛さじゃなく、嬉しくて、良かった、この子達が幸せ掴んだ、良かった、という気持ちでいっぱいになって、またひとりでコーヒー屋さんとかいって、じんわり気持ちを噛み締めてから帰ります。


まっすぐ帰らずいちいちどこかに寄ることを、私は方違え(かたたがえ)と呼んでいます(本来の意味とは違うけど)。


お兄ちゃんと古奈ちんの正式譲渡になったら、また、喜びの方違えをすると思います。


お兄ちゃんも古奈ちんも、まだまだトライアル中で頑張っているしっぽちゃん、白ちゃん、クーちゃん、善徳、舂米と馬屋古、ルーフとタカ、十市と磯城も、幸せになってくれ。頑張って、掴んだ幸せを離さないでいてくれ。


今日はあまりに気持ちが疲れていて、バイトさんにまたまた助けてもらいました。途中で帰った私にバイトさんが送ってくれた、フロアで遊ぶぴっぴの姿。


全く人慣れしていなかったぴっぴもここまできた。みんな頑張ってる。私も気力がないとか言ってないで、頑張らないと。


とりとめもなく、猫じゃなく自分のことばかりすみませんでした。