今日はカフェは一日バイトさんにお任せしている日で、私は本来フリー。本業に専念するか、寝溜めするかが本来の過ごし方なはずが、そんなことが実現したことは一度もなく、なんだかんだ、毎週毎週、猫的予定で一日追われるように過ごし、今日最初の食事が22時、本業にとりかかるのが23時過ぎ(原稿がない今日はマシな日だ)。


猫をたくさん抱えている分、こうなるよね。って、うちなんか小規模だから他の団体さんとかより抱えている数は少ないはずだから、私という人間の狭小なキャパの問題かなと思います🥲


そんなわけで朝からあちこち駆けずり回っておりました。


十市と磯城を避妊、去勢に連れて行き、留女ちゃんと、譲渡後、体調を崩したえふで改めるなくんを通院させ、一度帰宅してあちこちにメールしたり申請書書いたりしてから、トライ主さん宅に法提を連れに行って通院。また法提をトライ主さん宅にお繰り返してから、検便を持って行きがてら、十市と磯城のお迎え。また自宅に寄って仕事の雑用、打ち合わせに出かけ、そして帰宅してから仕事の映像見て………と、あっちゅうまに一日が終わってしまいました。


毎日、ブログに書いてご報告したいことがたくさん発生します(先日いらしたちょっと???なお客様?いや結局一方的によくわからないことを延々と言って何もオーダーせず帰ったからお客様じゃない?の話とか、よくわからんメールの問い合わせの話とかしたくてウズウズするがそれはさておき)。


でも時間も場所(つい長文になりがち)も限られているので、内容は厳選せねばなりますまい。


そんな中でも今日のニュースとしては、留女ちゃんでしょう。


先週金曜日、私不在時に、常連さんとバイトさんが発見してくれた留女ちゃんの異変。


足が動かず、ずって歩く、動けずうずくまる。食欲がない。


留女ちゃんはいつも、人間がいる時は隠れてじっとしていて、動く姿をあまり見せないから、もしかしたら、その症状はもう少し前からあったのかもしれないけど、はっきりわからない。高いところにもいたりするから、問題があるとも思っていませんでした。


金曜日にバイトさんが送ってくれた動画だと、高いところにいながら、足を引きずっていたから、前足の力だけである程度、行動できちゃうので、高いところにいるからと、たかをくくっていたことを猛省しています。


当初は足を捻ったかな?と思い、様子見しようかと思いましたが、なんだか嫌な予感がして、翌日土曜日の作業は急遽バイトさんにお願いして、留女ちゃんを病院に連れて行きました。


足を引きずる原因は複数考えられるけど、麻痺には違いなく。骨髄とか背骨とかの問題なら左右に同時に症状が出るはずだけど、留女ちゃんは左足がおかしい。


左足の肉球の色も、ピンクが退色し、茶色がかっているし、指を強く挟んでも反応がない。


ということは、血栓が疑わしい。


留女ちゃんは半年前に健康診断しており、年のわりに異常がなく、涙こそ慢性的にでているけど他は至って健康で、すごいな、えらいな、と思っていたから、まさか急に病気になるなんて思ってもみませんでした。


すぐに採血、レントゲン、エコーをとりました。


結果、心臓の左心房が拡張しており血液の循環がおかしい。これは明らかに心筋症・血栓塞栓症で、しかも状態がかなり悪い。


よく、血栓が飛ぶ、という言い方をするけど、留女ちゃんは左足に飛び、血流が滞って、足の先に血が巡っていない状態になっていました。


先生が、


「平松さんだから理解してると思うから言うけど、これはかなり悪い状態だし、今夜、ってこともある」


とおっしゃって、さすがに動揺しました。じわっと涙が出た。


昨年、自宅の飼い猫が、血栓が飛んで、あれ??立てない?ってなって夜間緊急外来に連れて行ったけど、3時間後に亡くなりました。17歳でした。


その時のことが脳裏をよぎりました。血栓は、助からないことが多いし、予後が悪い。


覚悟しなきゃ、と思いながらも、涙がじわじわ出てくる。


先生助けて、なんて言えない。


でも、せめて留女ちゃんが苦しいとかつらいといった状態を緩和できないか。どんな治療があるのか。などと、マイナス思考の中で勝手に考えていました。


入院させても、緊張の高い留女ちゃんには逆効果に思えました。心臓が悪いのに、よけい負担かかっちゃう。


「とりあえず注射して、薬処方します、帰宅したらすぐ薬飲ませて。次の通院は火曜日ね。それまでに何かあったら、すぐ来て」


という先生の言葉に従って、留女ちゃんを連れてすあまに戻りました。


幸いちゅーる大好き留女ちゃんは、薬もちゅーるがあればすぐ飲んでくれます。


そして、お皿に盛ったごはんは全然食べてくれないんだけど(全然食べれてなかったから、栄養価の高いどろどろの介護食)、指につけて口元にもっていくと、シャー!といいながらも、んがんがいいながら食べてくれます。


あ、食べてくれてる、と思い、お皿を口元に持っていったり、うつむかなくても食べれる角度にお皿を掲げたりしても食べず、指につけるとたくさん食べてくれる。なんのこだわりなんだ。


土曜日はとにかく、留女ちゃんが急変してもすぐ対応できるよう、すあまに泊まりました。


でも、なんか、留女ちゃん、目の色というか、表情は悪くない。いやしかし、私の見解はあてにならないから、油断できない。しかし、食べるしな。うーん、ひょっとして大丈夫?


などと頭の中でぐるぐる。


とりあえず処方された通りに毎日薬を飲ませ、指でごはんを食べさせて、ついに約束した火曜日。


もしかしたら火曜日の予約はキャンセルになるんじゃ………なんて思っていたけど、無事、火曜日を迎えることができた留女ちゃん。


まず、左足が温かくなっている。色はまだちょっと悪いけど、血がきてる。蹴り返しがある、立たせると力が入る。


「やったー!」


って言った先生は、半泣きしていました。目が赤くなってた。たぶん私も。


留女ちゃん、さすが留女ちゃん。血栓をやっつけた!


とはいえ、心臓の病気には変わりなく、またいつ起きるかわからない。治る病気じゃなく、抑え込んでいくしかないから、これから当面はお薬を飲んでいくことになりました。その薬は、腎臓に負担がかかるから、両刃の刃というか、慎重に量をコントロールしながら飲んでいくことになりそうです。


この先生は、複雑骨折したしっぽちゃんの大手術を成功させてくれた女性の獣医さん(せっかく成功してすごく動けるようになったのに、いっとき引きこもりになってしまい足が突っ張ってしまったけど)。


先生にまた、助けてもらいました😭🙇🙏


油断はできないけど、山は越えることができた留女ちゃん。


ご心配をおかけしましたが、留女ちゃんは見事生還し、シャーシャー言ってます👍


これからも治療していくことになる留女ちゃんの応援、引き続きよろしくお願い致します🙇



山を越えた留女ちゃん