仮病を治して貰いに
病院へ行こう。
痛そうに顔をゆがめる
我が子に
「仮病」だなんて
なんて母親でしょう。
いいえ、誰がなんと言おうと
そんな悠長なこと
言ってられない。
もう2週間近く
会社を休んでいる。
私もそろそろ(早くも)限界。
陣痛だって3日間耐えたけど、
それで忍耐力ついたかもと
ちょっと自信になってたけど
やっぱりそんなの関係ないわ。
学校を休んだら治る
「おなかがいたい」
かかりつけの小児科の先生に
診てもらうことにしました。
聴診器を当てて
「痛くないよ、気のせいだよ
何も、病気じゃないからね
学校に行くといいよ、楽しいよ」
とか言ってくれたら
それか
整腸剤でも適当に出して
「魔法の薬」と言って
飲ませてくれてもいい。
あとは、
「次、お腹いたかったら
大きな注射をしようね」とでも
言ってくれたら
しぶしぶ諦めて、
行くようになるだろう。
そんな私に
先生は笑いながら一言。
「お母さん、
痛くないんじゃないんだよ
子供が痛いって言ったら
それは、痛いんだよ~。」
そして子供にこう言った。
「お母さんと、楽しくいっぱい遊んで
楽しくのんびり過ごしてごらん。
お腹が痛いの、すぐ治っちゃうよ」
いつもお腹に手を当てていたれんぽんは
お腹から手を離して
軽くうなづいた。
私は、先生の名言に
頭が真っ白になっていた。