
めずらしく更新。(笑
前回の更新からぷっつり切れてしまい、さぞかし痛い目にあっているのか?
と、そう思ってらっしゃる?
当たりでもはずれでもない。それが本当の答えだよ。
季節は既に秋。夏を満喫しきれずに悶々としていたところに、嬉しい4連休が舞い込む。
しかし、僕の悪い癖と言うか、習性と言うか、なかなかその休みの使い道を決められず、
海外遠征も撃沈、検索に検索を重ねて更に検索。
それでも時間をかけて探した甲斐あって、なんだか一気にテンションが上がるような
そんな旅をしてきたので、その記録が今回の更新。
行き先は小豆島。正確には小豆島からカヤックで無人島に渡り、キャンプ。
千振島と言う瀬戸内海に浮かぶちいさな島。
現地ガイドのナイスエスコートで、腐りかけていた僕の心が塗り替えられた。
そんな旅だった。Yさん、本当にどうもありがとうございました。
そして一緒に旅した相棒と、今回のツアーで出逢ったFさん、Aちゃん、Oちゃんからも
たくさん得るものがありました。心から感謝。
瀬戸内海はいい、実にいい。穏やかさと、何とも言えぬ時間の流れ、空の色、匂い。
非日常的な日常から開放されて、僕が探していたものに限りなく近いものがそこには
あった。
もちろん僕が知りもしない苦労や、問題もあるだろう。軽はずみに、いい!と
叫んだところで、それらが解決するものでもないのだけども、そこに立ち向かう
その直向な空気が、少なくとも僕の心に響いたのは間違いない。
9/20(日)
普段より早く起きて、眠い目をこすりながら新横浜駅からのぞみに乗り込む。
世の中全てが大型連休ってこともあって一筋縄にはいかず、途中新大阪でひかりに乗り換え。
新幹線の乗り継ぎって結構面倒くさいことを学ぶ。岡山駅からマリンライナーに乗り換え、
讃岐の国へ。
昼過ぎに到着してまずはこれと、うどんをかっ食らい、相棒と街中散策。
再開発で素敵に生まれ変わった景色と、空洞化が進んでしまった景色を
同時に目の当たりにし、ちょっと複雑な心境に。
この町を訪れたのは何度目だろうか。少なくとも僕の印象は、毎度悪いものではなく、
なんだか心躍らされるような好きな町のひとつ。次訪れたときは、あの店にも、
この店にも行ってみよう。そう思える。
翌日からのツアーの買出しやパッキングを手早く済ませ、この日は早めに就寝。
9/21(月)
いよいよツアー初日。8時32分、高松港を出航し、フェリーで一路小豆島へ。
地元の人たちは『しょうど↘島』と発音するらしい。いい響きだ。
約1時間の航海の間中、決して広くはない船内を行ったり来たり。
船の旅は何とも楽しい。

池田港入港後、現地ガイドのYちゃんと合流。ナイスガイ(ド)。
僕らが出発する浜までの車中で、島の話や、カヤックの話で盛り上がり、
僕のテンションは一気に上がる。
Yちゃん含め、合計で6名、男女半々。あら、合コン?(オイ
挨拶もそこそこに、カヤックに荷物を積み込み、キャンプ地千振島を目指して出航。
もちろんひとり旅ではないので、ペース配分はあるのだけど、立ち寄る浜、流れる風、
いうまでもなく、その全てがいちいち心地よい。やっぱりカヤックって最高。
途中弁天様が祭られている弁天島に立ち寄り、航海の無事を祈る。





夕刻近く、無事に目的地に到着。ビールで乾杯し、キャンプの準備。
テントを張り、薪をかき集め、夕暮れに備える。磯遊びや結局失敗に終わった釣りもでき、
ちょっとした夏休み気分。




それから忘れちゃいけない、ツーリングでの楽しみのひとつが、その食事。
参加者的視点から言わせてもらうと、今回のツアー全ての食事、間違いなく大当たり。笑


地元を愛するガイドならではのチョイス。全てがツボにはまりました。
手際よく、気付いたらご馳走が目の前に並ぶ。じっと待っているのが
申し訳ないくらいのおもてなしだった。
食後は焚き火を囲み、酒を片手に語らいの時間。
もう何をどう話して、何に笑ったかも覚えてないくらいたくさん喋って笑った。
途中突風でテントが吹き飛ばされるハプニングに見舞われたけど、
それすらも笑い飛ばしちゃうくらい、楽しい時間だった。
海ほたるにみんなで歓声をあげたり、遠くに見える観音像に爆笑したり、
忘れられない夜は更けていった。
ひさびさにテントで就寝も、この興奮なんか冷めるものかと、何度もテントを
這い出て波打ち際でぼーっと海を眺める。対岸や灯台の光、波と風の音。
明日ここに来ても、きっとこの瞬間は、二度とないのだと思うと、なんだか
感傷に似た何かが僕の目の前を通り過ぎる気がした。
9/22(火)
結局深い眠りに付くことなく6時前に起床。
早朝はあいにくの曇り空で雨もぱらつき、昇る朝日は拝めなかった。
素敵な朝食を腹いっぱい頬張り、キャンプ撤収。
ナイスガイ(ド)Yちゃんのエスコートで、2日目のツーリングが始まる。
昨夜ひとりで思ったくだらない思いをパドルに込めて、ひと漕ぎ、そしてまたひと漕ぎ。
間違いなく前進する艇に、今を生きていく自身に対するストレスを発散するように、
確実に脳裏に残るように漕ぎ続けた。




旅は続いていく。僕と言う艇は、時に風に流され、潮流に迷い、それでも進むことしか
できないその艇は、スタートと言うゴールに向っているのだと、そう感じた。
帰路は早いもの。最後の悪あがきで、昨日出航したその浜の手前で空を見上げ、
また必ずここに来ようと心に決め、長くも短い2日間のツーリングが終わった。
上陸後、それぞれに別れを告げて、ナイスガイ(ド)Yちゃんの運転で少しだけ
島を巡り、夕方5時過ぎのフェリーでしっかりと魅了された小豆島を後にする。
まだまだみんなに聞きたいこと、話したいことがあったけど、またいずれ。
高松港に戻り、今度は相棒のエスコートで市内をぐるぐる。
さすがにこの日は日焼けにも負け、記憶もなく床につく。
9/23(水)
荷造りに追われ、犬に噛まれながらこの旅最後のうどんを食べに坂出まで。
到着した時には既に長蛇の列。負けずに並び、お揚げさんをのせたうどんを
たいらげ、そのまま北浜へ。はじめてここに訪れた時から好きになったカフェで、
出発までの時間を過ごす。
帰りたくない。確かにその気持ちは無くはなかったけど、そういういつもの僕と違って
またここに来れる。その思いの方が強かったのか。
岡山、新大阪、そして新横浜駅へ舞い戻り、さっきまでの心地よさとはかけ離れた、
違和感を覚える光景を見ながら帰宅。4日間の短い旅が終わった。
最初から最後まで、ずっと傍らにいてエスコートしてくれた相棒に感謝。
この旅で出逢い、一緒にツーリングに参加したナイスな女性三人組、
そしてナイスガイ(ド)Yちゃんとそのご家族、素敵なスタッフに感謝。
それから忘れてはならない、僕が知らなかったその土地と、大いなるものに感謝。
満足この上ない季節はずれの今年の夏は終わった。