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su(澄野一樹/sumikaz)のブログ

主に上野樹里さんやBABYMETAL、さくら学院について。基本的にネタバレ。記憶違いがあるかも。(suというHNは2006年春から使っています)

3回目を渋谷で観てきた。
今回はメモをとってきたので、前エントリに載せたシーンの流れを修正して再度あげる。



海 由希と麻希が出会う

タイトル

教室 由希が板書をノートしている

校庭のベンチ 麻希がメロンパンを食べてる 由希も弁当を食べる

下校 麻希が自転車で下校していく 由希が自転車で追いかける
(「自転車で」由希が麻希を追いかける)

金物屋 振り切られた由希が麻希の自転車を見つけて入店
    麻希がレジに出てくる 由希がカラビナを買う
    ここまで無言

由希の自宅 母親が料理教室を開いている
      由希が帰宅、自分の部屋へ
      母親「大丈夫だった?」部屋に入ろうとする
      由希「大丈夫」母親を部屋から押し出す
      由希が履歴書を記入

金物屋 由希と店主
    店主「毎日でなくてもいいんだけど、じゃあ明日から…」
    麻希が出てきてエプロンを渡す「長い間、お世話になりました」

校庭のベンチ 麻希はいない 由希がタグを拾う

下校時 自転車置き場
    祐介が由希に声をかけるが由希は無視
    自転車で走る由希を祐介も自転車で追いかける
    祐介「俺の親父、離婚したぞ どうすんだよ」
    由希「私、用があるから」
    祐介「だったらついていくぞ」
(祐介は最初は「青野」と呼んでいるが、その後「由希」と呼んでいる)

ボウリング場 由希と祐介が着く カウンターに麻希
     祐介「2ゲームふたりで」
     麻希「靴のサイズは?」
     祐介「27」
     由希「22」
靴を履き替える
     祐介「あいつ2年の牧野麻希だろ。あいつとは関わるな」
     由希「サイズが合わない」と言って再びカウンターの麻希のところへ
カウンター
     由希「サイズが合わない」
     麻希「彼氏?」
     由希「違うよ」
     由希が麻希にタグを見せる
     麻希「拾ってくれたんだ こっちの方が時給がいいんだよ」

由希の自宅 由希が履歴書を記入

ロッカー室
     由希「わざと落としたでしょ」
     麻希「だって学校じゃ話しかけてこないから」
     由希「学校じゃ話しかけないよ」
     麻希「これからも?」
     由希「うん」
     麻希「青野由希」
     由希「牧野麻希」

病院の診察室
 伊波「うん、あと半年この数値を維持できれば完治
    でも、それまでは大きなストレスを受けないように」
 由希がうなずく

放課後の教室 由希のいる教室 祐介が板書 軽音部定期演奏会
(祐介は由希に来てほしい)

音楽室 軽音部 定期LIVE

自転車置き場 由希麻希が自転車で下校
海 由希が過去を話す
(ストレスNGの娘が家出している間にくっつく母親と伊波は、どうかしている)

自転車で並んで走る由希麻希
 麻希が歌う
 由希「バンド組もうよ」
(仲良くなった由希麻希は、自転車で並んで走るように)

警官に呼び止められる 麻希の自転車が盗品と分かる
(これ以降、麻希の悪評が明らかになっていく)
(自転車の素性が分かると同時に麻希の素性が分かっていく)

交番、夜

夜道を歩く由希と麻希
 麻希「私と由希は住む世界が違う 私にかかわるな」

校庭のベンチ 由希のみ 麻希はいない

放課後 自転車置き場に由希が行くと麻希がいる
 麻希「さぼったら暇で」
(自分で前日にああ言っておいて、話しかける麻希って?)

由希が麻希を音楽室の軽音部へ無理矢理連れて行く
 入部を希望するが断られる
 祐介は「麻希のせいで」と言うが由希は麻希を擁護
 バンドを組んで対決することに

音楽室を出た廊下で由希が倒れる

由希が気がつくと保健室。麻希のメモ
 「今まで生きてきた中で、一番嬉しかった バイト行く」

病院の遊戯室 岩佐優子が子供にピアノを教えている 由希が来る

ベンチ
 由希はメロンパンを食べてる
 岩佐「みんな、死んじゃった」
 由希「生きた証を残したい」
(ここで由希は岩佐にバンドの話をして、
 岩佐にキーボードを、そしてドラマーの紹介を頼んだのだろう)

ボウリング場
 麻希「さっきの、マジ?」
 由希「マジ」
 麻希「いやなやつだったら、やらないよ」
 由希「大丈夫」

スタジオ
 麻希が遅刻
(麻希は何をしていた? 弾き語りの練習?)
 麻希が歌うが、ドラマーをクビに
 岩佐「先輩がやめるなら、私もやめる」
 岩佐はスタジオを出て行くが、振り返って、由希が心配な様子
 麻希「やっぱ、ふたりが落ち着く」

対決は由希がひとり
(麻希はなぜ来なかった? 軽音部には入りたくない?)

ボウリング場 由希と麻希
 由希「もういいの?」
 麻希「人のために何かしようなんて、10年早い」
 (あの方法は自分は嫌だ、ということか)
 3人組が来る 麻希は言われなくても靴のサイズを知っている

ボウリング場出口
 麻希「由希はいいよ」
 由希「私も行く」

3人組のクルマに乗込む由希麻希
 男「制服だと、ホテル入りにくい」
 驚いて麻希を振向く由希
(ここで由希麻希の位置は不自然だが、黙って振向くことで驚きを表現するためにこのようにしたのだろう)

海岸 クルマが着く 呼吸が荒い由希
   由希が抱えられていく
(麻希に住む世界が違うと言われた由希は、同じ世界、つまり「麻希のいる世界」に自分も存在するために、このことも受け入れたのだろう)

クルマでキャンプへ行く、由希と祐介と親
 ふたりで散歩へ
 祐介「お前、よく来たな」
 由希「祐介に会いに。麻希のために力を貸して」
 祐介「俺が引き受けたとして、麻希はやる気になるのか」
 由希「私が説得する」

ロッカールーム 由希と麻希
 麻希「本当に諦めないね 伊波さんは、私のこと何て?」
 由希「『才能はある 本気にはならない 言い訳の出来ることしかしない』って」
 麻希「伊波さんと由希、不思議な関係だよね」
 由希「親が知り合いだからね」

喫茶店 祐介と3人で音楽をやることに
    麻希の4股(ひとりは祐介)が明らかに
 麻希「私、隠し事はしない」
 麻希「私に歌ってほしい人がいるなら歌いたい それしか出来ないから」
(麻希が自殺未遂の件と音楽を始める件を話すときの表情が、それまでと違う)
(祐介とだから、麻希は引き受けたのか?)

祐介の部屋 3人で方針を相談
 祐介「昨日、麻希の歌は聴かせてもらった
    まずは、この曲から
    由希はコーヒーいれてきて」
キッチン
 由希「昨日、麻希来てたんだ」
 祐介「昨日帰ってきたら、ここで親父とコーヒー飲んでやがった」
(これで由希は麻希と伊波との関係に気付いたか)

祐介の部屋 マイナーバージョンを再生
 由希「すごい いいよね」
 麻希「できすぎ」
 祐介「じゃあ、どこを直したいんだ?」
 麻希「ベースは由希 ギターもシンプルに」
 祐介「それじゃ素人と変わらないぞ」
 麻希「いいんだよ、それで 私達、素人なんだから」
 祐介「じゃあ、やり直す」

由希麻希 自転車二人乗り
 麻希「由希にベース教えたの、祐介?」
 由希「そう。病院に教えに来ていて」
 麻希「私が祐介とよりを戻したいと言ったら、怒る?」
 由希「怒らないよ」

校庭のベンチ 由希ひとり メールが届く

海岸の小屋 由希が入っていく
 麻希「お父さんが帰ってきた 祐介をつれて東京へ行く」
 由希「私も行く」
 麻希「だめだよ 今すぐじゃないし」
 スマホで録画する音
 由希「何やってるの?」
 麻希「思い出作り 何かしゃべって」
 由希「私は麻希が好き」
 麻希「何それ」
 由希「麻希が大好き」
 ふたりが小屋から出てきて海へと走って行く
(麻希が祐介と東京に行くと言ったのはなぜか? 本心でない可能性?)

夜 由希の自宅マンション
 由希が帰ってくる 祐介が由希を呼び止める
 祐介「麻希と東京になんか行かない 俺が好きなのは由希だ
    嫉妬して振向いてくれればと 何で分かってくれない」
 由希が部屋に入る 祐介も入ってくる 由希を押し倒す
 由希「こんなことをしても、祐介を好きにはならない」
 祐介「由希は俺を好きになる」
(このとき祐介は麻希に殺意を抱いたか)

教室 由希がテストを受けている

祐介の家のキッチン コーヒーメーカー
祐介の部屋 麻希が感電 スマホ画面が消える
(麻希の記憶だけでなく、スマホのメモリーも消えたか)

教室 由希が空を見上げる

夜の病院 由希が走って入ってくる 伊波が来る
 由希「麻希は? 会わせて」
 伊波「落ち着いて 僕はこれから警察と話をする」
診察室 待っている由希 伊波が入ってくる
 伊波「警察が言うには、アンプに細工がしてあって、祐介もそれを認めたと」
 由希「麻希に会わせて」
 伊波「祐介のことは心配じゃないのか!?」
 由希「麻希に会わせて」
 伊波「麻希君は一度意識を取り戻したが、記憶を失っていて混乱して、
    今は睡眠薬で眠らせている
    それでもよければ、今から君を麻希君に会わせる」
 伊波が無理矢理由希を立たせる 由希が気を失う 伊波と看護師が由希をベッドへ
(伊波は言葉に加えて由希を無理矢理立たせることで由希にストレスを与えている
 そもそも、完治前に再婚しようとするのも問題 伊波もどうかしている
 祐介の強引さは父親に似たのか)

朝の病室 ベッドに由希が寝ていて、目を覚ます 横には伊波
 由希は声を失っている 伊波が渡した手帳で筆談する由希
 伊波「僕はこの病院にはいられない 麻希君は転院して転院先は秘匿されてる」
 由希「麻希とは絶対会える」

校庭のベンチ 由希がひとりで弁当を食べる

ボウリング場
 由希の胸に「喋れないけど聞こえています」の札
 岩佐優子「由希? 生きてる証、残してる?」
 由希の所へ3人組が来る

夜の海 クルマが着く 3人が由希の相手
(麻希は一緒ではないが、「麻希のいる世界」に留まる由希)

祐介「いつか由希は俺を好きになる」
(少なくとも、この時点での祐介はどうかしている おそらく以前から)

少年鑑別所から出てくる 伊波と由希
 由希はスマホで「筆談」
 伊波「皮肉なものだな……」
 由希「母親が自殺未遂した」
 伊波「いつ?」
 由希「一昨日 睡眠薬で」
 伊波「そうか 君のお母さんとも、うまくいっていない」
 由希「麻希と関係したでしょ」
 伊波「一回だけ それが知られたら僕は医師としては……麻希君への慰謝料も……」
 由希「麻希に会わせて」
 伊波 居場所を由希が「筆談」していたスマホに入力
(麻希は隠し事はしないと言っていたが、伊波と関係していた)
(病気の上、声が出なくなった娘を残して死のうとする母親?)

地方都市 電車を降り、自転車を盗んで走る由希
(自転車を盗む行為で「麻希化した由希」を暗示)

由希が団地に到着 座ってメロンパンを食べる
(これも「麻希化」)
 由希がうとうとしてると麻希が自転車で来る
 由希が気付いて近づいていく
 (麻希が以前と全く違う、穏やかな表情)
 麻希「友達……だよね?」 頷く由希
 歌のデータを渡す 連絡先も
 麻希「もう行かなきゃ オトコで揉めてて」
 麻希が由希のリボンを直す
 (こういうことは以前の麻希にはなかった)
 自転車で出かける麻希を、目に涙をためて見送る由希
 (盗品ではない自転車に乗る麻希は、以前の麻希ではないことを暗示
  以前のように、ふたりが並んで自転車に乗ることはないことを暗示?)

由希が倒れ、涙が一筋

エンドロール
 背景音が聞こえているが、誰かが由希に気付く様子はない
 プレミア上映ではなかった音楽が一般公開では追加されている

(シーンの流れ、これまで)


ラストシーン、由希はただ、麻希にリボンを直してもらえたことが嬉しかったのかもしれない。
という気もしてきた。


英語タイトルは 'The World of You' であって 'The World with You' ではない。
もしも 'The World with You' (省略をしなければ 'The World being with You' )であれば、「まず世界があって、そこに麻希がいる」ということだが、 'The World of You' であるから「世界はいくつもあるが、そのなかで麻希がいるところ」という意味だろう。つまり「麻希が住む世界」だ。映画冒頭では、それは「由希が住む世界」とは別の世界であった。


この映画は観た後に考えたくなる映画だ。ラストシーンの意味は何か、あのシーンでの由希の気持は、あのシーンの麻希は何を考えているのか。それを考える上ではシーンの流れを確認する必要があった。意味を考え始めると、あのシーンの次(あるいは前)はどのシーンだったか、あるいは一連の流れがどうだったかを確認したくなるのだ。それで、このようにシーンの流れをまとめてみた。

 

ネタバレあり。既に観た人を対象に書いています。

『麻希のいる世界』が一般公開されて一週間。
昨年11月のプレミア上映に次いで2回目を観てきたので、思うところをまとめてみる。

作品全体を語るのは難しいので、まずは分解して、分析的に考えてみる。


プレミア上映で1回観た直後に思ったのは次の2点。
(1)由希はなぜ、そこまで麻希に入れ込むのか
  特に、夜の海岸でのことまで受け入れてしまうのか
(2)ラストシーンの意味は


(1)由希はなぜ、そこまで麻希に入れ込むのか
由希が麻希に憧れるのは分かる。しかし、なぜそこまで、と思った。
考えているうちに、その感情を恋ととらえれば分かると思った。恋愛の激情がそこまでさせるのだろうと。
しかし、さらに考えてみると、恋に限定しなくていい気がしてきた。恋愛感情も含め、そうでない好意も含め、曖昧な範囲でとらえた方が、本質を見失わないように思えてきた。
その後、塩田監督のインタビューを読んで、その思いを強めた。
(夜の海岸については後述)


(2)ラストシーンの意味は
まず考えられるのは、バッドエンドとハッピーエンドのふたつ。

バッドエンドだとすれば、その理由は次のようなものだろう。
・麻希は由希も自分の歌も憶えていない
・麻希は目つきや顔つきが変わり、以前のような激しさがない
・用事があると言って、去って行ってしまう

ハッピーエンドだとすれば、下記。
・由希は麻希に会うことが出来た
・麻希は記憶がなくても、由希を友達と、自分の歌を自分の歌と認識できた
・麻希は激しさがなくなっても、相変わらず男関係で揉めていて、「自分らしく」生きている
・由希は麻希に歌を渡すことができた。
 (麻希がまた歌うようになると期待できた)
・記憶を失うことで、麻希は幸せになれると思った

最初はハッピーエンドだと思っていた。
しかし2回目を観て、第3の解釈が私の中で浮上してきた。
それは、「(状況の評価は別にして)私は麻希が好き」という由希の想いだ。つまり由希は「よかった!」でなく「好き!」と思っている、ということ。
ただ、麻希の本質が変わっていないことを踏まえているので、ハッピーエンド要素を含んでいる。


1回目を観た後、もうひとつ今年になって思ったことがある。
(3)自転車(シーン)が由希と麻希(の状況・関係)を象徴している
これはストーリーの流れ全体に関係するので、ストーリーを追いながら見ていく。


ストーリーの流れ
ここではシーンの流れを挙げていく。
(記憶違いがあるかも)

海岸 由希と麻希が出会う

教室 由希が板書をノートしている

校庭のベンチ 麻希がメロンパンを食べてる 由希も弁当を食べる

下校 麻希が自転車で下校 由希も自転車で追いかける
(「自転車で」由希が麻希を追いかける)

金物屋 振り切られた由希が麻希の自転車を見つけて入店
    麻希がレジに出てくる 由希がカラビナを買う
    ここまで無言

由希の自宅 母親が料理教室を開いている
      由希が帰宅、自分の部屋へ
      母親「大丈夫だった?」部屋に入ろうとする
      由希「大丈夫」母親を部屋から押し出す
      由希が履歴書を記入

金物屋 由希と店主
    店主「毎日でなくてもいいんだけど、じゃあ明日から……」
    麻希が出てきてエプロンを渡す「お世話になりました」

校庭のベンチ 由希がタグを拾う

下校時 自転車に乗る由希を祐介が追いかける
    由希「私、用事があるから」
    祐介「だったらついていくぞ」

ボウリング場 由希と祐介が着く カウンターに麻希
     祐介「二人、1ゲーム」
     麻希「靴のサイズは?」
     祐介「27」
     由希「22」
     由希「サイズが合わない」と言って再びカウンターの麻希のところへ

     由希が麻希にタグを見せる
     麻希「こっちの方が時給がいいんだよ」

由希の自宅 由希が履歴書を記入

ロッカー室
     由希「わざと落としたでしょ」
     麻希「だって学校じゃ話しかけてこないから」
     由希「学校じゃ話しかけないよ」
     麻希「これからも?」
     由希「うん」
     麻希「青野由希」
     由希「牧野麻希」

下校時 由希麻希が自転車で下校 海へ 由希が過去を話す
(仲良くなった由希麻希は、自転車で並んで走るように)

病院 医師は伊波(祐介の父親)
 伊波「あと半年、この数値を維持できれば完治。
    それまでは大きなストレスを受けないように」

自転車で並んで走る由希麻希
 麻希が歌う
 由希「バンド組もうよ」

学校で由希が麻希を軽音部へ連れて行く
 対決することに

軽音部を出て、由希が倒れる
 気がつくと保健室。
 麻希のメモ「今まで生きてきたなかで、一番うれしかった」

病院の遊戯室 由希が来る 友人と再会
 (同じ病気の子達が)みんな、死んでしまった
 生きた証を残したい

スタジオで麻希が歌うが、ドラマーをクビに

対決は由希がひとりで

ボウリング場 由希「祐介と音楽作ろう」

麻希の自転車が盗品と分かる
(これ以降、麻希の悪評が明らかになっていく)

麻希「由希と私は住む世界が違う。私にかかわるな」

ボウリング場 3人組が来る
 麻希は言われなくても靴のサイズを知っている

ボウリング場出口
 麻希「由希はいいよ」
 由希「私も行く」

3人組のクルマに乗込む由希麻希
 男「制服だと、ホテル入りにくい」
 驚いて麻希を振向く由希
(ここで由希麻希の位置は不自然だが、黙って振向くことで驚きを表現するためにこのようにしたのだろう)

海岸 クルマが着く 呼吸が荒い由希
   由希が抱えられていく
(麻希に住む世界が違うと言われた由希は、同じ世界、つまり「麻希のいる世界」に自分も存在するために、このことも受け入れたのだろう)

クルマでキャンプへ行く、由希と祐介と親
 ふたりで散歩へ
 祐介「お前、よく来たな」
 由希「祐介と話すため。麻希のために力を貸して」
 祐介「俺が引き受けたとして、麻希はやる気になるのか」
 由希「私が説得する」

喫茶店 祐介と3人で音楽をやることに
    麻希の4股(ひとりは祐介)が明らかに

由希麻希 自転車二人乗り
 麻希「私が祐介とよりを戻したら、怒る?」
 由希「怒らないよ」
(二人乗り自転車は、一心同体を暗示)

祐介の部屋 3人で方針を相談
 祐介「昨日、麻希の歌は聴かせてもらった
    昨日帰ってきたら、親父とコーヒー飲んでた」
(これで由希は麻希と伊波との関係に気付いたか)

由希の自宅 祐介が入ってくる 由希を押し倒す 
 祐介「由希は俺を好きになる」
(このときに祐介は麻希に殺意を持ったのだろう)

麻希が感電

麻希が記憶喪失に

由希が声を失う 麻希は転院 祐介は殺意を認めた
伊波「僕はこの病院にはいられない」
由希「麻希とは絶対会える」

ボウリング場 由希の所へ3人組

夜の海岸 3人が由希の相手
(麻希は一緒ではないが、「麻希のいる世界」に留まる由希)

祐介「いつか由希は俺を好きになる」

留置所から出てくる 伊波と由希
由希「麻希と関係したでしょ」
伊波「一回だけ」
由希「麻希に会わせて」
伊波 居場所をスマホに

地方都市 自転車を盗んで走る由希
(自転車を盗む行為で「麻希化した由希」を暗示)

団地で由希がうとうとしてると麻希が自転車で来る
歌のデータを渡す 連絡先も
自転車で出かける麻希を見送る由希
(盗品ではない自転車に乗る麻希は、以前の麻希ではないことを暗示)

由希が倒れ、涙が一筋

(ストーリーここまで)


自転車については、上に書いた通り。

このようにストーリーを見てみると、「麻希のいる世界」というのは、由希が居たい場所ではあるが(見るものにとっては)残酷な場所だ。
ラストシーンで由希が居るのは「麻希のいる世界」なのかどうか、それが問題だろう。

英語の作品名は 'The World of You' だが、 'The World with You' ではないのね。