全労連・埼玉ユニオン（ＳＵ）第22回定期大会が９月３日、さいたま市内で、52人が参加して、開催されました。

岩月委員長は「フィリピンの皆さんの団交で英語版労働契約書を作らせたことに触れて、日常的にちょっと働きやすくなる」環境つくりをしていくことも労働組合の役割なので、職場の中で仲間を増やして、そういうことができる組合にしていきたい」と挨拶しました。

来賓の埼労連・新島議長は「人権が守られない政治を変えていくたたかいの重要性を強調し、全国一律最賃の実現、健康保険証の存続、憲法を守り生かす」ことを重点に要求運動を進めようと呼びかけました。自由法曹団の小内弁護士からは「近年は難しい労働事案が増えている現状に触れ、労働環境が厳しさを増すもとで、労働者が組合に結集することの重要性を述べるとともに労働者の立場に立って労働者の権利擁護、労働環境改善に向けて力を合わせていきたい」と労働組合への激励と期待を寄せる挨拶がありました。

続いて中山書記長が１年間の取り組みとして、主な要求課題と労働相談状況を報告し、2023年度の運動方針を提案ました。特に、労働相談が増えており、組合員数は大会現勢で208人（前年比＋11人）となったことを報告したうえで、労働組合の存在と、お世話になって解決したら次は仲間のためにお世話する側になってもらう組合員を増やし、より大きな組織に発展させていくことの必要性を強調しました。

議案に対する質疑では、情報の周知、要求運動の明確化、広報活動の強化が要望され、現状と今後の対応を確認しました。

討論では7人が発言し、①支部結成とその後の活動報告、②外国人労働者の労働実態改善に向けた取り組み報告、③労働相談から課題解決に労働組合が大きな役割を果たしている実践報告があり、改めて労働組合へ結集して声を上げていくことの大切さを参加者全体で確認するものとなりました。2023年度役員を選出しました。

大会終了後、懇親会を開催しました。参加者は、和やかに情報交換などを行い、労働に関する基礎知識や労働組合の意義などについて「学びたい」と、全労連初級教育制度「わくわく講座」に3人が新たに受講を申し込みました。

埼玉ユニオン第２２回大会開催 =労組の大切さを確認=

埼玉ユニオン第２２回大会開催　 =労組の大切さを確認=