いつもご覧いただき本当にありがとうございます。
訳あってTVドラマ「シャーロック」シリーズをしていまふ。
シーズン3の1の正式邦題は「空の霊柩車」です。
各話原題(s3-1「The Empty Hearse」)です。
シリーズの正式邦題は「SHERLOCK(シャーロック)」
原題 : 「Sherlock」
(ポイント)
(1-1) ご承知のように、原作小説「最後の事件(The Final Problem)(1893)」の『ライヘンバッハの滝』事件の後、現在で言うところの「ホームズロス(ホームズ喪失感という感じかな?)」は、作家サー・アーサー・コナン・ドイルへ「ある人物」の復活大々要望という形の読者を含めた当時の英国社会の反応という形となって現れました。
TVドラマ『慶余年』があそこで終わっちゃった? えっ?どういうこと? 続編を強く要望する、というような感じです。
それで、原作小説では、『ライヘンバッハの滝』の約10年後にコナン・ドイルは『シャーロック・ホームズの帰還 (The Return of Sherlock Holmes) 1905』を発表して、ファンの熱い(熱狂的とも言える)要望に応えました。小説中の時系列としては『ライヘンバッハの滝』の3年後の復活が、このTVドラマ「空の霊柩車 」に対応する『空き家の冒険』での「かの人」の再登場にあたります。
タイトル『空の霊柩車』は、『ライヘンバッハの滝』で行方不明となった小説バージョンではなく、「(「通称バーツ」、つまり、「実在する聖バーソロミュー病院」という)建物の屋上」からの「それ」というTVバージョンだったので墓もありワトソンとドラマ中で撃たれたことになっていたハドソン夫人が墓参した、というS2の終わりと関連づけられているかと考えられます。ということで、原作小説をTVドラマでもタイトルは少し異なっているけど踏襲(とうしゅう)している感じです(英語の原題どおしで比較したとしても・・・)。
相棒のワトソンも、原作小説である女性との関係が進展し、TVドラマの中でも妻との新しい生活が始まって、ホームズと一緒に住んでた『(家主がハドソン夫人の)ベーカー街221B』から出ていたことになっています。しかしこのワトソン夫妻にはその後いろいろ紆余曲折(うよきょくせつ)があります。
ドラマの原題の英単語「hearse 」はそのまま「霊柩車」の意味。
(1-2) このシリーズの中ではよく出てくるホームズの記憶術(「ホームズのマインドパレス(Mind Palace)」、(前々回記事参照) )に関係している人物、メンタリストでマジシャンの「 ダレン・ブラウン(Derren Brown)」が本人役で出演。
(1-3) 『貴族院(House of Lords)』はイギリス議会のうちの1つで『上院』に相当するそうです。
(1-4) 本作の脚本は、「名探偵 ポワロ」でも脚本を時々担当していた、ホームズの兄マイクロフト役「マーク・ゲイティス」です。
(2) シーズン3(SS)も3部構成です。その後には映画が1本入ります。
(以下3〜6は、毎回同じことを書いているのでスルー可能でございます)
(3)このシリーズの視聴のポイントは「音声」と「字幕」の「設定の組み合わせ」にあります(3をご覧ください) 。遊び心いっぱいですにゃ!
(4)近くのレンタルDVDショップが閉店となりました関係で急遽(きゅうきょ)、少し前のですがカンババ主演のになります。(サブスクしかないかな? )
(5) このドラマは英国BBCで制作されたものです。
(6)(一応、殺人事件の捜査・・・ということで、ちょっと怖いシーンも
あるので、レンタルDVDの年齢制限にはご注意ください)
--------YouTube動画がある場合--------
(これは英語版のようです。他にもいろいろありましたので、興味のあるお方は検索してみてください)
(1) 動画タイトル : 「Sherlock: Series 3 Launch Trailer - BBC One」
( 「BBC 」公式チャンネルから)
(2) YouTube動画タイトル : 「Sherlock: Series 3 TV Trailer - BBC One」(同チャンネルより)
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(A ネタばれしないようにしているつもりの、時系列は時々ひっくりかえってる多少脚色したミニあらすじ)
(舞台は、テロも危惧されるロンドン)
(1) 「どうしたんだ、 ワトソンは?」。ワトソンの妻メアリーは応えた「そうね、あなたの登場の仕方がちよっと気にくわなかったみたい」。「なるほど。もうしわけない! じゃあ、彼には必ず謝罪してゆるしてもらうから、それまで僕と組まないか?」。メアリーは唖然としてホームズの顔を見つめて・・・応えた「じょうだんじゃ〜〜・・・わかったわしんよ!」(ワワワワワァ~! クロちゃんか!)
(2) その頃ワトソンの頭からは湯気が出ていた。「(事前に一言の相談もなく・・・あの時、ハドソンさんと一緒に墓参りまで行ったんだぞ! 君がいなくなって・・・いなくなって・・・ちきしょうめ! ・・・おれは完全にロス(loss)ってたんだぞ!。そ、それを・・・それを・・・何の連絡もなく)今になって、しかも変装して現れるなんて! 」
(3) ハドソン夫人はうれしかった「まあ、ワトソン、またベーカー街221Bに来てくれてうれしいわ。奥さんとはうまくいってるの? それはそうと ホームズったら・・・生きていてほんとに良かったわ! で何? 今度の事件は? え? 地下鉄の終電に乗り込んだ人物が、次の駅では車内から消えた・・・首都ロンドンでテロかもしれないですって? (人間消失かしら? さっき読んだジョン・ディクスン・カーの小説みたいだわ)。あら〜メアリー! いつもきれいねえ ? 今度映画の『アガサ・クリスティーのねじれた家』に出てみたら? えっ? 女同士の内緒の話? なになに(今度、ホームズと組んで事件を調べるから、その間あの人が来たらちょっとだけ相手してあげてくださいな、ですって? そんな〜〜!! ワトソンがまるで誘拐されるみたいな・・・おほほほ・・・ワワワワワァ~! )」 。
[B 今回の主な登場人物、()内は俳優名、(?)の場合はわからない場合か意図的に隠されている場合ですが犯人とは限りません]
(21) 地下鉄の終電に乗り込んだのだが、次の駅では消えていた人物 : ?
(22) ホームズの「マインドパレス(Mind Palace)」の基になっている本を出版しているメンタリストでマジシャン(前々回記事参照) : ダレン・ブラウン(Derren Brown、本人役)
(23) 「空の霊柩車」というグループで『ホームズに関するある調査』をしている警察を退職した男 : フィリップ・アンダーソン(ジョナサン・アリス)
(24) 今回の犯人 : ?
[C] いつものレギュラー陣(話によっては出演がなくてもここはほぼ変化しません)
(11) ロンドンの『ベーカー街221B』に下宿している自称コンサルティング探偵の名探偵 : シャーロック・ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)
(12) その同居人にして医師で相棒 : ジョン・ヘイミッシュ・ワトソン(マーティン・フリーマン)
(13) ある事件を通してワトソンの妻となった女性 : メアリー・モースタン(アマンダ・アビントン)
(14) スコットランド・ヤード(ザ・ヤード、現在のロンドン警視庁)の警部 : グレッグ・レストレード(ルパート・グレイヴス)
(15) 『ベーカー街221B』の下宿の女主人(家主、1階に住む。2階をシャーロックとジョンに貸す) : ハドスン夫人 (ユーナ・スタッブス)
(16) 国家レベルの決定にも関与できるような、ある重要なポストにいる政府の官僚、ホームズの兄 : マイクロフト(マーク・ゲイティス)
(17) 「あの女性(the woman、定冠詞付き)」で知られる、王族や上流階級の男女を相手にするサービスの仕事をしている女性 : アイリーン・アドラー(ララ・パルヴァー)
(18) 自称、世界で唯一のコンサルタント犯罪者の男性 : ジェームズ(ジム)・モリアーティ(アンドリュー・スコット)
以上
(DVDと本はこの記事の下の方〜にあります。)
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