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タイトル :TVドラマ『名探偵ポワロ』を楽しむ

    •    2016.06.21

 

原題は、「Agatha Christie's Poirot」。

 

[A - 概略]

 

 『名探偵ポワロ』は、「アガサ・クリスティ」が創った小説上の探偵で、長短編合わせて80余作品に登場(本DVDは、約全70巻)。

 

 近代における最も有名な、創造上の名探偵の1人となり、映画/TVでも数多く取り上げ、日本でもその知名度は高く、従って、邦訳(翻訳)作品も数多く出版されていて、比較的入手しやすい。

 

[B - アガサ・クリスティ(Agatha Christie,1980~1976年)について ]

 

 エラリー・クィーン(Ellery Queen)、ジョン・ディクスン・カー(John Dickson Carrあるいは、カーター・ディクソン、Carter Dickson)と並ぶ、イギリス出身の本格謎解き推理小説作家。登場人物だけでなく、読者をも驚かせる意表をつくトリックで有名な「ミステリーの女王」。

 

 主な作品は、『オリエント急行殺人事件(Murder on the Orient Express)』、『ナイルに死す(Death on the Nile)』、『ABC殺人事件(The ABC Murders)』、『アクロイド殺し(The Murder of Roger Ackroyd)』、『そして誰もいなくなった(Ten Little Niggers)』など。

 主な探偵は、「ミス・マープル」、「トミーとタペンス」、そして本作の「ポワロ」など。

 

 本作の『ポワロ』のストーリーは、おおよそ、いろいろな場所を訪ねる場合もあるが、二転三転四転、ひねりを利かせ、どんでん返し、意表をついて、その一方で、伏線をちりばめ、犯人(たち)や周囲の人たちの言動や証拠となる物などが、あらかじめ見る人や読む人に提示されていて、最後にポワロが解決する展開となっている。

 

 TVドラマなどでは、その脚本によって結末も変化し得るが、原作小説においては、読者が注意深く、また、細かく読めば、犯人を特定できるようになっている、いわば「フェア」な本格推理小説。

 

 そういうことであるから、なおさら、作家側と読者側の知恵比べの様相も呈していて、それゆえに、トリックや解決のアイデアもすばらしいものが多いことで有名。

 

[C - エルキュール・ポワロ(Hercule Poirot )]

 

 ベルギー出身で、『タマゴ型の頭』に『黒髪』と『大きな口ひげ』、『身なしだみ』にはちょっとうるさい。『モナミ』、『灰色の脳細胞』が口癖。特に難解な事件、大きな事件に挑む。

 

 ヘイスティングス中尉、ロンドン警視庁のジャップ主任警部、秘書のミス・レモンらと事件にあたる。

 

 本作では、その『歩き方』に特徴があるような感じも少しあります。

 

[D -  TVドラマ]

 

イギリス製作(放送は1981年~)。

日本では、NHKで放送(1990年~)。

 

[E - 主な登場人物と本作で演じた俳優 ]

 

① 探偵、エルキュール・ポワロ :  デヴィッド・スーシェ(David Suchet)、「ダイヤルM(A Perfect Murder、1998年、リメイク映画、マイケル・ダグラス版)、カラマン刑事役)」。

 

 演じたデヴィッド・スーシェは、原作を精読して、声など原作に近いイメージを作り上げたと言われている。

 

② 英国陸軍の退役将校で、ポワロの友人にしてパートナー。

アーサー・ヘイスティングス中尉 :  ヒュー・フレイザー(Hugh Fraser)、「パトリオット・ゲーム(Patriot Games)、秘書ジェフリー役」、「ファイヤーフォックス(Firefox)、刑事役」。

 

 ヘイスティングスは、正義感は強いが女性、特に美人には弱い。主な趣味はゴルフと車とカメラ。時として話を通じてポワロに意外なヒントを与えたりする。

 

③ 几帳面で、新しく完璧なファイリングシステムを作っている、ポワロの秘書、ミス・フェリシティ・レモン :  ポーリン・モラン(Pauline Moran)。

 

④ 性格は頑固で、容疑者には厳しいがポワロを信頼し、共に事件にあたる、スコットランド・ヤード(ロンドン警視庁)のジェームス・ハロルド・ジャップ主任警部(chief inspector) : フィリップ・ジャクソン(Philip Jackson)。

 

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   おおよそ、DVDレンタルで、1巻で2話完結(特別に1話というのもたまにある)なので、気長にゆっくり、まったりと観れば良いのではないでしょうか。

 

以上、ご覧いただきまして、ありがとうございました。

 

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