(文字サイズカナヘイうさぎを「M(標準)からL(大)」に変えてみました。)

 

タイトル :   中国・香港・台湾の映画、TVドラマの潮流  その(3)です。
前々回、前回に続いての3回目です。

さらに、その線に沿ってか、映画の次の2本がこの流れに拍車をかけたようだ。

[D - 大ヒットした「映画」-『画皮 あやかしの恋』・シリーズ ]

 現時点で、2作続いていて、しかも、主役3人が、役柄は違えこそすれ、そろって2作に出る、という異例の人気作となった。

 その2作とは、

① 『画皮 あやかしの恋(原題『画皮』2008、日本では2012年公開)』。

② その続編『妖魔伝 -レザレクション -(原題『画皮2』日本では2013年公開』。

 これが、なんと、[B - 有名な「怪奇譚」-『聊斉志異(りょうさいしい)』 ]で紹介した、『聊斉志異』を元にしており、この風潮と雰囲気をさらに高めることになったであろうことは容易に想像がつく。

[E - ますます人気が出た『画皮 あやかしの恋』・シリーズに出演した俳優達 、「 ウィリアム・フォン」など]

 また、すでに人気が高かった男優女優も含め、以下のように、さらに人気が高まり日本でも多くのファンを持つようになった。

[女優]

① ジョウ・シュン(周迅)
② ヴィッキー・チャオ(趙薇)
③ ヤン・ミー(楊冪)
④ ファン・ビンビン(范冰冰)
  <ちなみに、『画皮』シリーズには出演していないけれど、『米Forbes誌』が発表した「最も稼いだ女優2015(2014年~2015年6月)」の第4位>に入った。>

[男優]

① ドニー・イェン(甄子丹)
② ウィリアム・フォン(馮紹峰)
③ チェン・クン(陳坤)
 
などなど(他にもいっぱいいらっしゃるけど)。

 その影響は、その後の映画はもちろん、人気のTVドラマ(例えば『宮 パレス ~時をかける宮女~』、『古剣奇譚 ~久遠の愛~』など)にも見られ、それは今後もしばらく続きそうである。

[F - まとめ ]

 以上見てきたように、
① 豊富な資金
② 広大で美しい、自然と景観を基にした素晴らしいロケ地とその多さ
③ CG技術の飛躍的発展
④ 豊富で優秀な製作・監督などのスタッフとキャストの人材の多さ
⑤ 優れたストーリーを持つ原作小説を含め、質の高い内容を基盤に作られる物語

などが、主な特徴となっている。

 従って、これらの特徴によって、世界経済への多大な貢献をするであろうと思われるこの映画/TV産業が生み出す作品は、国内状況や国際政治の影響は受けるとしても、これからもますます目が離せなくなるであろう。

以上

ご覧いただき、ありがとうございました。
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