正式邦題は、「アガサ・クリスティー トミーとタペンス―2人で探偵を―」。
原題は、「Partners in Crime」(2015)。
1950年代のイギリスを舞台に、謎を解き敵のスパイを探す夫婦の2人を描いた、BBC制作のミステリー・アンド・アクション・ドラマ。
『秘密機関(The Secret Adversary)』と『NかMか(N or M?)』が、おのおの3時間ずつのエピソードになっている(DVDにして全3巻)。
[A - 『トミーとタペンス(Tommy and Tuppence)』]
アガサ・クリスティ(Agatha Christie)原作の探偵(ミステリー)小説の主人公たち(1922~1973年)で、『エルキュール・ポアロ』、『ミス・マープル』と並ぶ、人気の有名な夫婦探偵。
長短編ともにあり、邦訳もあり、映像化もされている。
---- - - -- - - - - - - - - -
1950年代の風景や列車や車などを堪能しつつ、スパイ・アクションを加味したミステリーの世界に入っていける、楽しい作品です。
原作を読んだ人も読んでいない人も楽しめると思います。
---- - - -- - - - - - - - - -
(ストーリー ― 2つ分あります ―)
<1.『秘密機関』>
1952年、第2次大戦の後のこと。
某国の工作員は、イギリスで諜報活動をしているだけでなく、重要な人物の暗殺まで企てているようだった。
ロンドン在住の、「トーマス・ベレスフォード(愛称トミー)」と妻「プルーデンス(愛称タペンス)」は、『養蜂』を新しい仕事にしようと、列車でパリへ向かうことになった。
その帰路、食堂車で「ドミニク」という男が何者かに襲われ射殺された上、その恋人の女性も追われ、トミーとタペンスの席にやってきて話すのだが、『本』を残して去っていく。
帰宅後、トミーは、『養蜂』の仕事に不安を持ったタペンスに、叔父「カーター少佐」の所に相談に行くことを勧められ、さらには、かっての戦友「アルバート・ペンバートン」とも再会することもできた。
一方、列車の女性が残した『本』を興味津々に調べたタペンスは、彼女の名前が「ジェーン・フィン」だと知り、さらにその本を手かがりに、ある『賭博場』に行って、「ブラウン」という男に会ううちに…。
<2. NかMか>
核兵器開発に携わっていた科学者「ギルバート」が失踪し、彼の発明した『兵器』そのものも盗まれてしまうという事件が発生。
一方、「トミー」と「タペンス」の眼前で、男が車でひき逃げされ、「NかM…、…?…」という言葉を残して死んでしまう。
再び、トミーは叔父の「 カーター少佐」と会って相談すると、『?は気楽荘』のことで、そこが鍵だからと、タペンスには黙って単独で出かけることになってしまう。
その夫の微妙な言動に感づいたタペンスは、別方向から彼を追いかけることにして、先に家を出る。
その頃、問題の『気楽荘』に、「ミントン(Minton)夫妻」、「スプロット(Sprot)夫人」、「カーン(Khan)少佐」、「カール(Carl)」など、次々にいろいろな人たちが集まって来ていた…。
犯人は、この中にいるのか…!?
---- - - -- - - - - - - - - -
初めて、『トミーとタペンス』ものの映像化作品を見ましたが、とてもきれいな映像で、2人の行動が面白いです。
---- - -インスタグラム -- - - - - - - - - -
---- - - -- - - - - - - - - -
---- - - -- - - - - - - - - -
[ 出演 ]
① 新事業として養蜂を始めようとしているロンドン在住の、トーマス・ベレスフォード(トミー) : デヴィッド・ウォリアムス(David Walliams)。
② その妻、プルーデンス(タペンス) : ジェシカ・レイン(Jessica Raine)。
③ トミーの叔父、アンソニー・カーター少佐 : ジェームズ・フリート(James Fleet)。
④ かって、爆弾処理班に所属していたが、今では義手の、戦友・アルバート・ペンバートン : マシュー・スティア(Matthew Steer)。
⑤ ジョージ・ベレスフォード : マイルズ・ラフリー(Miles Roughley)。
---- - - -- - - - - - - - - -
[336]
---- - - -- - - - - - - - - -
[ DVD/ BRなど]
アガサ・クリスティー トミーとタペンス -2人で探偵を- DVD BOX 9,720円 Amazon |