原作(1955年から新聞連載)はまだ読んでないし、中国の題名も人名も難しいので、まちがっていることも多々あるかもしれません・・・

 人気が高いので、何度もTV化され、映画化されている為、制作者や監督は、おそらく独
自性を出す為に、特徴ある場面などを作るが故に、色々多彩なものがあるのも当然。

 これは2008年度のものですが、金庸のデビュー小説を映像化したもので、彼の世界観の基礎的なものが既に出ていると、されています。

 主人公の陳家洛はチャオ・ジェンユー、 乾隆帝はアダム・チェン。
物語は、かって失脚した于萬亭 (リウ・ダーカイ)が、乾隆帝の秘密を握りながら、「紅花会」などもからんで、敵味方入り交じっての戦いに、回族の伝説の美女の争奪戦も組み込んでの展開となっています。
 最初の方に出てくる、陳家洛とホチントンの武芸勝負は、男女のものとしては、音楽と共にとてもきれいだと思います。
 
 この作品の続編となるのが、DVD「雪山飛狐(2007)」(原作「雪山飛狐」と「飛狐外伝」を合わせたもののらしいです)で、設定や登場人物も多く重なるので、「雪山飛狐(2007)」の方を後に観た方がいいと思います。

面白い出演陣としては、
 このひょうひょうとしたアダム・チェンで、1976年度版の同作品で、陳家洛と乾隆帝ともう1人の1人3役を演じているらしいです。
 さらに、序盤のヒロインのホチントンの師匠夫婦の内、妻は、映画「カンフー・ハッスル」で、くわえタバコの大家の妻(正体は絶世の美女「小龍女」)を演じたユエン・チウ、夫は、同じくチャウ・シンチーの映画「少林サッカー」で、頭で何でも砕くMFを演じたウォン・ヤッフェイです。

 個人的には、この作品は金庸作品の中でも好きですが、最初に述べたように、人名はわかりにくいです。きっと彼らは、女性歌手のアリシア・キーズの大ヒット曲「You don't know my name」と同じことを言っていると思います。

書剣恩仇録 DVD-BOX I/チャオ・ジェンユー,アダム・チェン,リウ・ダーカイ

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