今日は 建国記念の日ですね
結納・・・っていう題で なんだろう・・?って思いますよね
実は 20数年前の今日 建国記念の日は
パパと私の 結納の日・・・でした
今日は こちらは もしかしたらも降るかもしれません
20数年前の 今日は 2月なのに 暖かい日で
振袖姿の私は 汗だくになったのを 覚えています
今年は この2月 3月には
学生時代の友人の子供達や お世話になった知人の娘さんなど
大人になった子供達が 3人結婚します
我が家の事ではなくても 幸せな話題を聞くのは
とっても 嬉しい事です
結納の日の事は もちろん、みなさん 思い出があると思いますが
私は 結納には 亡くなった父が 私の為にしてくれた
大切な思い出が あります
今日は ちょっと思い出話に お付き合いください
結納や結婚式や お祝い事の日は
もちろん 暦を見て いい日を選んでいますが
私の故郷地方では 結納は 大安とかいう事だけではなく
海の潮が 満ちてきている時間帯にするのが
縁起がいい・・・とされているそうです
仕事が休みの日で 暦も良くて
結納の儀式をする時間が 潮が満ちている時間帯・・・なんて
なかなか選べるはずも ありません
そこまでは 気にしなくてもいいよ~~と
年配の方からも 言われたそうです
だから 母は もう、潮の事は 忘れていたそうです
私は 潮の事なんて 全く知りませんでした
結納の日の朝 私と母が起きたら
父は とっくに起きていて 家の床の間には
怪しい一升瓶が 置かれていました
それは 父が朝早くから 神社の側の海に行って
満ち潮の時間の 「潮」を汲んできた物でした
父は 娘の結納の時間が 満ち潮の時間ではない事を
ずっと気にしていて 物知りの近所のおばあちゃんを探して
何かいい方法がないか 聞いて回っていたようで
結納の時間が 満ち潮の時間じゃないのなら
代わりに 満ち潮の時間に 海に行って
その時間の 「潮」を汲んできて 床の間に供えるといい
そう教えてもらっていたそうです
父は 家族の誰にも話さずに 2月の朝、5時の海に行って
満ち潮の「潮」を汲んで 帰って来ていたのです
満ち潮の「潮」のお陰で 結納も無事に終わって
その「潮」は 海に戻せばいい・・・と聞いていたそうですが
父は 数日かかって その「潮」を干して 「塩」を作りました
あの日 暖かい日だった・・・と言っても 2月の朝早くの
寒い海に行ってくれた 父の気持ちは 嬉しかったですが
結婚式の衣装や 新しい家具や そんな事に浮かれていた私は
あの頃は 父のしてくれた事を そこまで深くは 考えていませんでした
自分も親になって 父も亡くなって 息子も大人になった今は
私の幸せを願って 海に行ってくれた父の気持ちが
ありがたくて 嬉しくて 毎年 2月11日には
この事を 思い出すのです
お父さ~~~ん
それなりの苦労も 悲しみも それは、それであるけど
あの時の お父さんの「潮」のお陰で
私は 今も 幸せに 暮らしていますよ~~~
父が汲んできて 作った「塩」は
今でも 実家の神棚に 「ゆっぴー結納の塩」 と書かれて
ちゃ~~んと 置かれています
今日の すうちゃん
ママとコタツでお昼寝中に ママがトイレに行って帰って来たら
コタツの上の ティッシュをイタズラしていました
ママに ペシッって 叱られました
それから また、ママと一緒に お昼寝しました~~~