エンジニアのタマゴ

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工学系大学院生のどーでもブログ。。気が向いたら書きます(笑)

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こんにちは。すーこです。

 

 

みなさんはレコードを聴いたことがありますか?

 

今回はレコードのお話しをしたいと思います。

久々にオーディオ熱が再燃しまして、レコードを始めてみたところ、かなり好感触であったため記事にしてみました。

 

↑私が使っているレコードプレーヤー(Technics SL-1900)

 

レコードを始めるに際して様々なウェブサイトや本を参考にしたのですが・・・やはり玄人寄りの趣味であるためか王道の始め方(機材はもちろん新品!○万円!みたいな)がほとんど。でも僕は金持ちではないですし、レコードをオーディオのメインにする気もありませんでした。そのため中古品やジャンク品で簡単に始めたかったのです。でもそういった記事が少なく手探りでしたので、僕が知りたかった、ぶっちゃけた始め方、いわゆるちょっとアウトローな始め方での体験談と本音を書いていきたいと思います。

 

第1回の本記事ではレコードを始めた経緯から、実際に使用してみての利点欠点をざっくり述べたいと思います。次回以降に機材や再生メディアについて詳しく掘り下げようと思います。

 

 

 

1.1 なぜ始める気になったのか

 

きっかけは“すみぺ”こと声優の上坂すみれだ。

 

↑ウエサカカワイイ・・・でお馴染み(っえ?わからない?)の、声優の上坂すみれさん

 

なんじゃそりゃ・・・となるだろうが、彼女の楽曲のひとつである「すみれコード」を聴いたのだ。僕の好みの曲調だなくらいに思っていたのだが、なんとも歌詞が個性的で難しい。そこで調べてみたところ

http://www.kasi-time.com/item-70946.html

(出典:歌詞タイム、上坂すみれ、すみれコード)

簡単に言うと運命をアナログレコードに例えた歌だったのである。ここでやっとタイトルの理由が分かってくるというww

 

↑上坂すみれ、20世紀の逆襲。これに「すみれコード」は収録。あとシングルのB面にもあるそうな。 

 

そんでもってレコードについて調べてみると、その原理がなんとも奥深い。なぜ針でなぞるレコード盤が(ほぼ)削れないのか、なぜ一本の針でステレオの音が出せるのか、なぜフォノ入力が要るのか、知るほどに目からウロコだった。すでに枯れたデバイスだと思っていたレコードは工夫の塊であった。よう考えれば、アナログ再生を突き詰めたからこそデジタル化に移行していったわけで、枯れた技術が浅いわけがなかった。この時点でレコードがひとつのメカとして面白そうに感じていた。以下のページは分かりやすく面白くオススメ!

http://www.phileweb.com/review/column/201604/15/502.html

(出典:ファイルウェブ、始めよう!アナログレコード再生)

https://www.audio-technica.co.jp/cartridge/navi/index.html

(出典:オーディオテクニカ、カートリッジナビ)

 

また、アナログは音が良いというオーディオ界隈でよく聞く話が頭の片隅にあった(僕としては、んな訳あるかというスタンスだったが)。そこでレコードに興味を持ったいま、実際にレコードを聴いて、その機構と音とを確かめてみたいという気になったのである。

 

 

 

1.2 レコードのココがイイ!と思うこと

 

○初期投資は以外に安価

 レコードを始めるに至って、気になる点のひとつは初期費用ではないだろうか。僕の場合、聴くまでに6588円かかった。これを安いと受け取るかどうかは、ひとそれぞれである。しかし、いまとなってはレアでニッチな趣味だと考えると安いのではなかろうか?CDアルバム2枚分ですよ。

 内訳はレコードプレーヤーで6480円(プレーヤー本体で3240円、カートリッジ(針&シェル付)で3240円)、レコード盤1枚108円である。すべて中古またはジャンク品だが、半年経った現在も問題なく使えている。 

 

↑私が使っているレコードプレーヤー(Technics SL-1900)

 

○思ってたより音がイイ!

 そんなん主観だろ!てめー!と言われんかねん意見すんません。いやいや違います、僕が言いたいのはちゃんと鑑賞できる音であるということ。レコードって「ザラザラ」や「ジー」っていってそうとか、古臭い音だなあとか、BGM的にちっちゃく鳴らしている分にはいいけどねとか、そういうイメージありませんか?

 普通に聴けます笑。まあヘッドフォンで聴くと無音中にノイズが乗ってるのは分かります。でも音が出始めたら、レコードの味にどうでもよくなると思います。高圧縮のmp3ファイルなんかよりは全然いいんじゃないのっておもってしまう。ただし、あんまりにもズタズタな状態の悪いレコード盤はノイズがバリバリ乗ってしまいますね。

 

○俺、音楽聴いてるぜ!という気分になる

 これが不思議なんですよね。デジタルみたいに再生ボタンポチ―でなく、聴くレコードを選んで、プレーヤーに載せて、針を動かして…回るレコードから音が出ている。そういった音が出てくるまでのプロセスがワクワクする。これが「俺、音楽聴いてるぜ!」と感じさせるひとつであるともいえます。

 まあこれは気分の問題にしても、やっぱり音の傾向がデジタルと違うように思うんです。プラシーボなんじゃないの?って気もしますが、同じアルバムをデジタルとアナログで比較するとやはり違うと思います。デジタルよりも訴えかけて来る感がスゴイ気がするのです。“生”感とか“温度”感とかいいましょうか。やわらかく臨場感を持って鳴らしてくるところは秀逸だと思います。ただ部屋でBGMにしていても、時折こういうレコード味がアレっ?って思わしてくれて、おもしろいのです。

 

 

 

1.3 レコードのココがよくない・・・と思うこと

 

○過去を聴く存在でしかない

 今はデジタル全盛の時代で、CDやファイルダウンロードやストリーミングの形態が主流。つまり今の音楽をレコードを聴きたくても全く使えない。いまだなおレコード盤でリリースしてくれるアーティストもいますが、そういうのは新品ではCDより高い定価だし、限定生産が多いために中古でも数量的な問題やプレミアの値段的な問題から手に入れにくい…

 よってレコードが全盛な時代、80年代までの音楽を聴くためのデバイスであると割り切るしかありません。ま、レコードに手を出す時点で当たり前とも言えますかね。。

 

○聴きたいレコード盤を手に入れにくい

 あのレコードを聴きたい!と思っても簡単に行かなかったりします。その理由は今やレコードは中古を買うしかない存在だからに尽きると思います。CDならTSUTAYAにでも行けば簡単に買えますし、売っていなくても大体レンタルはしている。

 よってまず①「出逢えない」ということ。そもそもレコードはCDのようにどこでも売っていません。。そして中古だから、レコードを売っている店があっても目当てのアルバムに出逢えないことはあるある。今はネット通販やヤフオクがあるのでそのハードルは大分下がっているでしょうが、そうすると今度はレコードにとって大事な盤面の状態が確認できない…

 次に②「出逢えても、高い」こと。とくに洋楽ロックやジャズの有名アーティストは高いです。中古のくせにと思っているとびっくり、、、新品のCDアルバムを買うような値段もざらです。

 

↑私が手に入れたレコード盤の一部。これらはすべて1枚108円。やはりJ‐POPは安価に手に入りやすい。

 

○レコードプレーヤーでしか聞けない

 例えば外で音楽を聴きたいと思ったとして、そのときはiPodやスマホなどを使いますよね。そうすると楽曲の電子ファイルが必要で、レコードのアルバムを持ち出したいと思ったら録音する必要が出てきます。これはメンドイ…。電子ファイル化してくれるレコードプレーヤーが出てきてはいますが、CDをPCに取り込むように手軽にはいかないですよね。つまりレコードで手に入れた音源はほぼ家専用になってしまう。

 

 

 

1.4 結局、なぜ今さらアナログで聴くのか

 

 レコードという趣味は人を選ぶなあと感じます。レコードの魅力を伝えたくてこの記事を書いているので、一見さんお断りっていう言い方はしたくないのですが、正直、なんかオモロそうといった気持ちだけだと続かない気はします。実のところ僕もそういう安直な気持ちで始めたんですが、それがたまたまハマったから良かっただけ。それはレコードの特徴が僕にあっていたからなのだと思います。

 じゃあ、どんな人に向いているのか。それは、もともとオーディオやメカが好き。ヘッドフォンよりスピーカーで聴くのが好き。ふらっと手にしたアルバムを聴くのが好き。古い音楽が好き。そして何より一番は、「俺は聴きたいから聴くんだ。」そういう人だと思います。

 いまやレコード時代の古い音源はリマスタリングされCDで手に入れることができます。それでも今日にレコードがリリースされ、レコードプレーヤーの新製品が出てくるのは、レコードにしかない魅力があるからなんだと思います。もしそれが無ければこんな面倒なレコードは使いません。なぜ今さらアナログで聴くのかと問われれば、僕は、レコードの味が好きだからと答えるほかないでしょう。

 

 

 

もっと軽く書くつもりだったけど、結構深く語っちゃった?もう話せることない?

いえいえ実践編はなんとか近日公開します。

以上、すーこでした。