桜、満開ですね。湘南モノレールの下道も綺麗に咲いていました。昨日はあいにくの雨模様でした。

さて、また久々になりましたがいくつか作業内容に触れてみます。

まずはニトロセルロース配合のラッカー：ゴールド塗料。クリアーともしっかり食いついて安心です。

メタリックは粘着成分の配合が少ないと、研磨バフを終え仕上がった状態でもエアーシューターで塗膜が簡単に吹っ飛び剥がれ落ちることがあります。濃過ぎるステイン着色でも同様なことが起こります。この粘着成分の種と配合比は割と重要な話だと感じています。

続きまして、前にちょっと触れると言っていたラッカー・フィニッシュモデルのネックとボディーの固着して外れない場合の対処方に関して。

無理やり外そうとするとポケット底面のライン状に左右クラックが入ったり、塗装をチップする恐れがあります。テコの原理で上下に圧をかけるのも同じくクラック、最悪木部にも亀裂が入りかねません。

一番大切なことは、「じっくり時間をかけて圧を平行方向にかける」ということ。

方法としては、まずネックセットビスを５ミリ程度緩めてプレートから均一に出っ張る状況にします。

次に、平らなテーブルに寝かせてこの４点のネジ頭をテーブルに着く状態にします。

画像のようにクランプでボディーを下に抑えつけられる様に負荷を与えます。この時の力加減は極めて弱くて大丈夫です。この時、ボディーのエンドにも５ミリ程度の木片でも挟んでおくと全体がテーブルに並行になるので理想的です。クランプな無い場合は雑誌類（ギタマガ10〜20冊など）と沢山重ねてボディーに（ネックにかからない様に）乗せても同様の役割が果たせます。

こうすることでネックセットボルトの頭４点を支点にボディーに対してネックが並行に上に持ち上げる力が働きます。個体差もありますが、画像のストラトは２時間後に「パスッ」と静かな音を立てて分離されました。

※ ちなみに、外見的に明らかに塗膜の縁り同士が密着して一体に溶け合っているような場合は剃刀等を縁に差し込んで分離させておかなければならない場合もあります。ラッカー同士は経年で固着しますが、ポリ系は溶けないのでそう言った心配は比較的ありません。

最後にですが、ビザール系のパーツが入手できない問題の対処の一つに触れてみます。画像はKINGSTONE のスタッドネジの破損。GIBSONのワイド・トラベラーブリッジと構造的には同じ様なものなんですが、左下が破損ネジ。マイナス頭が割れて回せなくなっています。これを画像右下のマイナスボルトを削って同様の役割を果たせるネジに改造します。元となる適当なネジが見つからなければ断ろうと思っていたご依頼だったのですが、ちょうど良いものが見つかったのでお受けしました。

で、出来たのが下画像。ギザ部は削らず残してドライバーが無くても調整できるようにしました。ちなみに元はインチ溝でしたが、交換ネジがミリだったので受け側もミリに切り直しています。

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先日、ようやくマンダロリアンシーズン３を見始めました。やっぱり他と明らかに違っていてすごくイイですね。前のオビワンとか、なんだっただろうかと思うくらい。今後も楽しみです。やっぱりビークル戦とかstarwarsには欠かせない要素です。久々にディズニランドも行きたいです。

大画面TVで是非　↓

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