4月に入り新年度が始まりました。大分落ちてしまったところもありますが、まだまだ桜が綺麗ですね。
さて、現在インスタに投稿している当工房製作のSTタイプに関して少し解説しておこうと思います。そう言えばFENDER STRATO CASTER の商標デザインに関しての注目の判決が出たことが話題になっていますね。歴史の浅い楽器ではありますが、こうして考えると恐ろしくスタンダードとして定着してしまっているモデルであることに気付きます。比べるべきでは無いのかもしれませんが、バイオリンや管楽器、ピアノを「これからはオリジナルのデザインで各自作れ」と言われたら結構一大事ですよね。ただ、逆に言えばそれ以外が無限大にバリエーションが作れてしまうこのエレキ と言う楽器はそれだけ自由度が高いのが強みとも言えるのでしょうかね。これまでヘッド形状を変えたりオリジナル仕様で対応して来ましたが、今後は更なるオリジナルモデルとして製作することになるかと思います。今までもこのパテント問題は幾度となく話題にされてきましたが大手各メーカーさんは今後どう出るのでしょうか。
前にブロンドカラーのも作りましたがコチら、スケールがロング(FENDER)とミディアム(GIBSON)の中間である638ミリで作られています。つまりロングの98.46%スケール。そこでボディー/ネック全体のサイズも98.46%で揃えた縮小モデルと言うわけです。スケールは長ければテンションが強く、短いと弱くなります。この間隔の長短は運指にも影響しますので、なかなか選択は悩むところだと思います。そんな中でのこの中間スケールという選択肢を持って製作されたのがこのモデルです。(※ミディアムスケールはインチとミリで数値解釈が多少異なります)

そしてSPECにもありますが、これまで3本のST製作において取り入れてきたモードスイッチに関して少し説明します。3つあるノブの真ん中にあるノブがカチカチとダイヤル式に操作するモードスイッチ(ロータリースイッチを使用)となっています。
5つのモードを順に詳しく説明。
(下図、赤がパワーのあるシリーズ・ハム/青が(パラレル)or シングル)
1.1H. (R Only). ダイレクトリアPUモード。レバースイッチ がどこにあろうと強制的にリアのみ出力されるモード。配線の組み方によってVもTも通さない本当の意味でのダイレクトにも出来ます(前のブロンドはこにらの配線)本機はVは作用させています。要するに1ハム・ギター仕様です。

2.HSH (FC Hum) フロントとセンターでシリーズハムバッカーに配線するモード。シリーズ配線なのでパワーのあるハムバッカーになり、リアとのバランスも良くなります。つまりリアは最初からハムマウントなので2ハム・ギター仕様です。

3.+F (FC:FR:FCR). レバースイッチがどこにあろうとも強制的にフロントがプラスされるモード。パラレルですので通常のハーフトーンと同じ。ただし、レバースイッチ だけでは出来ないフロント+リアのミックスが可能。おまけにフロント+センター+リア全てを同時にも鳴らせてしまいます。
4.SSS (R:TAP) リアのハムバッカーをタップしてシングル化することで3シングル・ギターにするモード。

5.SSH (Nomal) 通常のそのままのモード。
ようするにPU配置、仕様の異なるギターを持ち換えるような感覚をもたらすのがこのモードスイッチと言う感じです。実はこのモードスイッチはインスタのブロンドカラーのSTでも掲載している「ギターの処方箋」と言うギタースクールを運営しておられる高村さんからのご要望に応えるべく導き出したスイッチング です。ちなみに、この仕様の中のSSH / HSH/ SSS をミニスイッチで搭載することも可能で、インスタの赤ラップ塗装のSTタイプで取り入れています。更にスイッチポットを取り入れることで+FやリアOnlyも可能となります。逆にシングルでF+RやF+C+Rを出すにはこちらの方式となります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最近気に入ってるサウンド。バンド自体が出している音も良いのですが、足されているエレクトロな部分が相当カッチョ良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=b1Mw5VwDvPQ&list=RDATGSYnpfc4k&index=2
https://www.youtube.com/watch?v=ATGSYnpfc4k&list=RDATGSYnpfc4k&index=1