ミドフィフで真FIREし、楽隠居7年目の崇徳院ヴェストです。
読者の皆さまには耳タコですが、
私の知人のひとりは会社で出世して多くの退職金を得たのですが、
つながりのある銀行員の勧誘のまま投資信託に多額を投資し、5千万円を溶かしました。
今から共有したい記事の悪い例の典型ですね。
因みに、私も退職金3千7百万円余りを受け取りました。
さて、共有したい記事はこれです。
この記事を書いたのはCFPの山中 伸枝さん。
【アセット・アドバンテージ代表取締役。心とお財布を幸せにする専門家、ファイナンシャルプランナー(CFP)、確定拠出年金相談ねっと代表、一般社団法人公的保険アドバイザー協会理事。1993年米国オハイオ州立大学ビジネス学部卒業後、メーカーに勤務。2002年にファイナンシャルプランナー(FP)として独立。著書に、『50歳を過ぎたらやってはいけないお金の話』(東洋経済新報社)、『ど素人が始めるiDeCoの本』(翔泳社)などがある。】
この記事にほとんど賛同します。
結論は
彼女の年齢はわかりませんが、経歴からミドフィフではないかと思います。
そう、親の介護も視野に入ってくる年代です。
50代、60代になると現実的な状況です。
さて、彼女の言うところの“やっちゃいけないこと”についてですが、
崇徳院ヴェストが自分の経験から異論をはさむとすると、
> 退職金を受け取ったら、すぐに何かをしようとは思わずに、まずは1年間、じっくり勉強することから始めよう。
保留期間は1年では足りないと思います。勉強するには時間が足りない。
私は少なくとも5年は必要と考えています。
最初の5年間は本当に捨ててもよい額の投資をしながら、
本などからノウハウを吸収し、経験を積むべき。でも無駄になる可能性が大。
その理由は後で。
> 「60歳以降でiDeCoを始めるなら、運用効果よりも、所得控除の効果を重視して、債券などリスクがある程度低い商品を選ぶとよいと思います」
健康寿命は73歳前後。投資するということは、そのお金に手を付けられないということ。
身体が自由に動く時期に資産を使わないで何に使うのですか❓
彼女はハッキリ言っています。
> 退職金はできるだけ温存しておいたほうがいいでしょう
ということは、60歳以降、金融資産を投資にも使わないほうが良いということです。
投資をすれば増える場合もあるし、減る場合もある。
また、投資資産が目減りしているときに現金が必要な時もある。
そんなとき、損を出して現金化するのは残り少ない人生では取り戻せません。
60歳以降は“攻め”ではなく“守り”です。特に投資未経験なら投資はやめましょう。
投資の世界は、いきなり世界チャンピオンと対戦することになります。
命が惜しいなら、“君子は危うきに近寄らず”ですね。
個人投資家で利益を得ているのは1~2割と言われています。
60歳以降に始めて猛者たちと渡り合える自信があるならどうぞ。
すべて自己責任です。討ち死にしても誰も骨を拾ってくれませんよ。
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