監督: スティーヴン・スピルバーグ
脚本: トニー・クシュナー、エリック・ロス
主演: エリック・バナ、イヴァン・アタル、マチュー・カソヴィッツ、キアラン・ハインズ、ダニエル・クレイグ
公開: 2006年
1972年に起きたミュンヘンオリンピック事件と、
その後のイスラエル諜報特務庁(モサド)による黒い九月に対する報復作戦の事実を基にした映画。
正直、どんな架空のスパイ映画よりも怖い。
ジョージ・ジョナスのノンフィクション小説『標的(ターゲット)は11人モサド暗殺チームの記録』が原作。
このようなCIA、KGB、モサドなど、国家的諜報部が仕掛ける活動は、
見方によっては、反社の数百万倍の資金力と組織力を行使する反社など比べ物にならない闇。
「国とは何なのか」という疑問も脳裏に浮かぶ。
今、アメリカ と中国
が覇権争いの渦中だが、その裏にある国家的プライドが恐ろしい。
表向きの政治と、闇での活動。
ジェームス・ボンドやジェイソン・ボーンではない、現実にそこにある血で血を洗う世界。
イスラエルとパレスチナの和平は、人類が続く限りあり得ないと思えてくる。
誰も信じられない。
そんな惑星に住んでいるひとりとして、
です。
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