監督: 岩井俊二
脚本: 岩井俊二
主演: 伊藤歩、CHARA、三上博史、渡部篤郎、江口洋介、ミッキー・カーチス
公開: 1996年
たぶん、観たいと思ってから4年程寝かしていた映画。
観る時間がなかなか取れず、今回観たのも2回に分けて。
2時間29分ある映画を、そのままゆったりと観るのは、自分には贅沢な時間となっている。
で、結論は、約4年待った甲斐があった。
ミッキー・カーチスさんの演技は、この設定と配役にピッタリだ。
「ロボジー」の時は、あぁ~残念と思ったけれど。
Yen Town Clubができたところで、ちょっと中だるみ感が見えた感じがしたが、
Glicoが歌手デビューし、Yen Town Clubが崩壊した後から、大きく動いていく。
今後、こんな荒廃した世界が日本にできるかもしれない。
この原作の設定じゃないけれど、これからの日本へ定住するアジア人の増加に伴って。
私には大きな衝撃があり、ちょっと日本的でない映画だと思ったし、
「リリィ・シュシュのすべて」や「誰も知らない」とどこか似た、壊れた日本のニオイがした。
ただ残念だったのは、江口洋介さん。
たぶん、私が江口さんの演技を好きになれないからだろうけど、
彼の登場場面のインパクトが、他の部分の緊張感を下げてしまう。
しかし、私の評価は、☆ ☆ ☆ ☆ ☆ です。
日本を逸脱している感じがいい。
P.S. 蝶は心理学では変身願望の化身
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