監督: 武内英樹
脚本: 宇山佳佑
主演: 綾瀬はるか、坂口健太郎、北村一輝、中尾明慶、本田翼、柄本明、加藤剛
公開: 2018年
昨年封切られた恋愛ファンタジー映画。
私の印象の大きな部分は、「綾瀬色」。 どうしても綾瀬さんに引っ張られてしまう共演者の人達。
良い悪いの評価ではなくて、制作の人達、共演者の皆さんを包んでしまう雰囲気。
芸能界に必要な逸材ですね。
で、映画のストーリーの印象は「無菌室」。
無菌室の中でしか生きられない人を、大好きになってしまったらという状況にも似ている。
そして、障害があるほど燃え上ってしまうものが厄介。 触れてしまったら、消えてしまう。
最初の白黒映画のところは、「なんじゃ、これ」って思いましたが、戦前の安い映画という設定。
オズの魔法使いと、ローマの休日と、隠し砦の三悪人を無理矢理足して、7で割ったような感じ。
その設定のお姫様が、スクリーンから出てきちゃった。
そのお姫様役の俳優さんではなくて、映画の中の設定のお姫様そのもの。
つまり、まったくの造りものの人物が。 この設定は面白いと思った。 本当にファンタジー。
これも究極のツンデレなのかな。
お互い惹かれあい、一途であり続けることが、唯一お互いの隣に存在できる理由。
ラストシーンは、サッドエンドとも言えるし、ハッピーエンドとも言えるし、
観客は嫌でも、二人の気持ちは如何だったのだろうかと考えてしまうのではないかな。
ということで、私の評価は ☆ ☆ ☆ ☆ です。
星が一つ少ないのは、ギャグっぽく彩るシーンが、どうも浮いてしまっていて・・・
P.S. 脇役の北村一輝さんと中尾明慶さん、いいですね。
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