私の通勤経路は、学生が休みかどうかにかなり影響される。
もちろん、学生が休みのときが楽。
混み具合も、騒音も、ましになる。
新入生(新入社員も少しかぶっているが)の4月は、
誰に不満をぶつければよいのかと不愉快になることも。
それでも、毎年新入生を迎えられることは、社会にとって喜び。
地方では募集定員に満たない状況が続いたり、廃校になったりするところもある。
そして夏休み後、学生達の活動は一応の落ち着きを見る。
そういった年単位のサイクルの中で、その流れからズレてしまった人達も。
ホームレスにも、年齢層がある。
流石に高校生以下は極少数だと思う。
それ以上の年齢層は、少しずつ、中高年に掛けて増えていく構成のよう。
ある駅の近くで見る人、年齢は20代半ばに見える。
見えるといっても、顔を見たことはない。
いつも膝を抱えて座り、その膝に顔を伏せているから。
その横にはペーパーバッグ。 全財産かもしれない。
彼(ひょっとすると彼女かも)は、朝はいなくて、
夕方・夜に、大体決まった、人通りの多い場所のすぐ近くにいる。
でも毎日ではない。 3日ほど見ないときもある。
気にしていないと思っていたが、3日ほど見ないと「あれっ?」と思う自分に気付いた。
たぶん、それが彼の目的なのかもしれない。
自分の存在を、誰かには憶えていてほしいのだと。
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