昨日、一報が入ってから一日中その事ばかり考えていました。

ブログに書こうか、止めようかずっと迷っていましたが、色んな立場の方が読む可能性があるので、社会が良い方向に進むように、書く事にしました。



前に住んでいた地域の20歳になる友達(正確にはママ友の息子の親友の一人)が、先日、3つ年上の元カノを追って北海道へ行き、用意していた包丁で彼女をメッタ刺しにして、殺してしまいました。


5年程前、私がいつも入り浸っていたママ友の家に、同じようにそこの中3の息子の友達5、6人もよく入り浸っていて、アバネットやったり、漫画読んだり、音楽聴いたりしていました。


その中でも、自宅に居場所がないようで、一番頻繁に出入りしていたのが彼でした。


彼とは、よく学校や私生活の話もしたし、私が帰宅する時に自宅まで送ったり車、高校に行ってそれぞれの子達がバイトや部活に忙しくなるまで交流がありました。


中学では生徒会長もし、部長もやり、ガリ勉でもないけど勉強もでき、友達も普通にいて、穏和な、どちらかというと、周りから優秀と思われていた彼が、何故、こんな狂気を行うに至ったのか、知る由もありませんが、何ともやりきれない気持ちでいっぱいです。


地元ぢゃレベルの高い進学校に進み、大学にも通い、成人したばかりなのに、これまでの人生を台無しにする決意をして犯行に及んだそのチカラを、別のチカラに転換させて生かせなかった事が残念でなりません。

今、留置所なのか、どこにいるのか分かりませんが、自宅に比べ恵まれていないだろう環境で、拒絶されて殺すほどに強く愛してる(と思い込んだ)人を我が手で亡き者にした後悔と、自分の人生(彼女の人生も)を台無しにした事実、これからの不安等々に、押し潰されていると思うとやるせないです。


でも、被害者の遺族や関係者は、もっともっともっと、帰らぬ命への想いに耐えがたい苦痛を強いられているのも事実でしょう。



実は、数年前、ダーの職場にいた仲良しオジ様の当時19歳だった一人娘が殺されました。


割と年がいって出来た一人娘をどんなに大事に育ててきたか。

そんな娘を身勝手な加害者に殺され、更には、反省しなかった加害者に法廷で「お前ら親が迎えに行かなかったから娘は殺されたんだゾ」と暴言を吐かれ、苦にした奥さんは、電車に飛び込み自殺しました。


心ない加害者に、宝だった一人娘も、長年連れ添った最愛の妻の二人ともが殺されたんです。


何で、こんな残酷な人間が育つのか?不思議でなりません。

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知り合いに、被害者と加害者のどちらも持つ事となり、今回は色々考えさせられました。


いつの世も、どんな時代になっても、こういう凄惨な事件がはびこって無くならないのは何故か?


世の中で一番残酷な事ができるという「人間」を育てている母親として、再びこんな事件が起こらないような世の中にするには、どうしたらいいのか?


友達である彼の刑期中、今まで以上に考えていきたいと決意し、ブログに書きました。

最後になりましたが、被害者のご冥福をお祈りいたします。

※私の想像力が足りず、不快な思いを持たれた方がいらしたら、申し訳ありませんm(_ _)m