『山をたのしむとは?ヤブニッケイ団子、サルトリイバラ団子』


今回も、山中で師匠が呟きます。

一つは、「ニッケイは、シナモン(ニッキ)の事だからね。昔はよく木の根っこをかじっておやつ代わりにしていたんだよ!」の一言。

もう一つは、「端午の節句は、サラカクノ葉(正式にはサルトリイバラ)で団子のお皿にしてたんだよ!」の一言。


ヤブニッケイ(藪肉桂)は、クスノキ科クスノキ属の常緑高木で学名は、Cinnamomum japonicumと書くきます。
ほんとだ!Cinnamomum…シナモンです!
(市販されてるシナモンは、セイロンシナモンという物らしい)

今回は、双石山に多く自生しているヤブニッケイに着目してみます。
ニッケイ(肉桂)に比べると香りが劣り、藪に生えるニッケイでヤブニッケイと呼ばれます。
(ヤブは役に立たない、劣るの意あり)

日本では、ニッケイ、ヤブニッケイを混同してシナモンと呼ばれているようですが、確かにクスノキ属はあの独特のシナモンの香りがします。
和製シナモンって事ですかね?

双石山のヤブニッケイ数本から少しずつ、葉っぱを拝借して来ました。(許してね)

ということで、ヤブニッケイの葉っぱを使った団子を作ってみましょう!!
(双石山にニッケイは見当たらない)

ヤブニッケイを使った「肉桂餅」
実際に大阪の老舗で作られてるそうです。
また、鹿児島では、けせん団子としてスーパーなどに並んでいるそうです。

では、一から団子を作ってみます。
団子粉に水、塩少々を加え、耳たぶの硬さに調整します。

きな粉に上白糖、塩少々。
あんこも準備!

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あんこを包んで行きます!

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よし!いよいよ、ヤブニッケイの葉っぱで挟んで蒸してみますよ!

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蒸す事、15分!!
お~!!なんかいい感じ~!!

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葉っぱは香りが強いので、外して食べてみます。

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うっ、うまい!!!!!!
ほんのり、シナモンの香りが付いておいし~!

妻、娘達も大絶賛!!
第二弾を即、蒸して~、また完食~!!

続きまして、サルトリイバラの葉っぱを使って蒸してみます。

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これは、香り付けというより、団子のお皿として使われていたそうですが、そのまま蒸してみます。

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出来上がりはこんな感じ!
やっぱり緑の葉っぱの方が綺麗かな?

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新しい葉っぱに出来た団子を乗せ代えます。
そして、作っておいた、きな粉をたっぷり振りかけて…出来ましたぁ~(^-^)/

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これも、うっ、うまい!!
サルトリイバラの香りが少ししてるのかもしれませんし…してないのかもしれません(笑)
ただ、器の見た目だけで、美味しい気がします(笑)


おまけとして、小玉団子を蒸して…

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砂糖醤油のあんをかけて…
みたらし団子の完成!!

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サルトリイバラのお皿は、団子がくっつかず…
なるほどなるほど!でした。


1日早い、端午の節句を楽しみました!


あ…、せっかくトレランで消費したカロリーが台無しだ(笑)

次回は、ヤブニッケイを使った料理をブログアップしま~す😁