会社を終えて一旦帰宅し、夕飯を済ませてから再びスーツに身を包み、心を躍らせて家を飛び出す俺。
雨上がりの風の薫りを楽しんでいた・・・その時、足に違和感が。
靴の裏を確認すると、犬のアレが。
路上を見ると、先程の雨でいい感じにほぐれた、やや大きめの物体。
小学生以来の出来事、頭が真っ白になった。
瞬間、新しい靴を買って、今履いている靴を捨てようかと思ったが、日付変更線付近じゃ店やってねーし!
駅のトイレで裏面だけを丁寧に洗い、あとは六本木特有の異国人の香りに紛らわせた。
これがトラウマとなり、夜道では目を凝らして歩く様にしている。