小さい頃、夏祭りに行くと必ず金魚すくいをやっていた。
金魚すくい自体はあまり得意ではないけれど
透明な水に優雅にきらきらと泳ぐ紅色の金魚は
まるでルビーのように美しく夏の楽しみの一つだった。
そして私には決めていたことがある。
それは必ず一度にすくう金魚は最低二匹ということ。
だっていままでたくさんの仲間と過ごしていたのに
おうちに連れてきて一匹なんて
かわいそうじゃない。さみしいじゃない。
だけど最近ふとおもう。
金魚にとって本当の幸せは一匹でいることだったんじゃないのか。
得られる餌も、酸素も、水槽の中もすべて独り占めできる。
いろんなことを考えたり気にしたりせずに苦しむことがない。
人間だって金魚と同じだ。
何もかも切り捨て一人になればすごく楽だし、ありのままの自分でのびのびと生きられる。
そうおもって生きてきたのに...大切なものは増えていくばかりだ。
God Bless You.
遥か彼方の流れ星
