今日は慶應の世界史の各学部の対策方法を考えます。「難易度」は5段階評価、「教科書レベル」は教科書レベルの知識で大体何点取れるか、「難単語」はどのくらいの割合で難単語が含まれるかの指標です。あくまで目安として扱ってくださいね。

商学部
難易度:★★☆☆☆
教科書レベル: 65点/100点
難単語:5%

商学部の世界史は基本的な用語を重視する傾向があります。設問も教科書レベルで十分対応可能です。これは数学受験者も世界史を解かなくてはならないためだと考えられます。なのでB方式で受験する方は9割は欲しいところです。

満点はなかなか取れないように作られています。明らかな難単語が数問問われるためです。
しかし、この難単語も実は山川の用語集(黒字用語)に載ってたりします。9割を目指している方は用語集を読み込みましょう。

出題分野は主に経済史です。地域では苦手な人が多い東南アジアやラテンアメリカ史が頻出です。
2018年は文字の歴史が問われたり、過去には中国文化史も出題されたので、ほとんど全範囲から問題を出してきます。そのため、苦手分野はなくしておきましょう。

推奨教材
東進一問一答
山川世界史用語集
山川諸説世界史B

経済学部
難易度:★★★★☆
教科書レベル: 100点/150点
難単語:15%

経済学部の世界史はとにかく年号重視です。年号ができない人は門前払いです。
また、論述力も相当鍛えておく必要があります。配点のほとんどは論述に割かれているはずです。

一方でマーク部分はシンプルに作られていて、あっさりと答えられる問題が多いです。マークで85%取ると安心です。正誤問題は一発でわかるようなものがほとんどです。
厄介なのが年号整序問題です。3つ〜5つのイベントが用意されていたら、ほぼ毎回誰も知らないようなイベントの年号が1つは聞かれます。正直そのような年号は誰も知る由もないので他を埋めてあとは運で勝負になります。

論述は字数制限無しの約17cm×1〜4行の問題になっています。模範解答はちょうどその枠に収まるように問題が作られているはずです。なので無駄に字数を埋めようとせず、聞かれたことに的確に答えるようにしましょう。物事の原因が問われるので、教科書を何周も精読すれば8割は狙えそうです。

出題分野は1500年以降となっていますが、1500年以前の知識は絶対に必要です。文化史の勉強も怠っていては受かりません。地域では中国現代史、ロシア現代史が頻出です。

地図問題も頻出です。資料集の地図を目に焼き付けましょう。過去問の地図問題をまとめるのもアリです。

2019年度は出題がありませんでしたが、グラフ問題が度々出されます。大体が経済史を抑えていれば大丈夫な出題ですが、読み解くのに時間がかかるものが多いです。これはとにかく過去問をやりこむしかないでしょう。

グラフ問題を解く上で重要な用語を挙げておきます。
1848年革命
ジャガイモ飢饉(アイルランド)
世界恐慌
第1次五カ年計画(ソ連)
「イギリス病」
ブレトン=ウッズ協定
ブレトン=ウッズ体制
固定相場制
ドル=ショック
変動相場制
プラザ合意(1985)

推奨教材
東進一問一答
山川世界史用語集
山川諸説世界史B
山川諸説世界史図録/最新世界史図説タペストリー

法学部
難易度:★★★★★
教科書レベル: 30点/100点
難単語:40%

法学部の世界史は私大トップレベルです。というのも、用語集の黒文字が問われるのが当たり前の世界だからです。教科書レベルでは太刀打ちできませんし、東進一問一答でもよくて60点止まりでしょう。他の受験生と差をつけるには難しい単語をとにかく暗記していくしかないです。

たとえば、2人の人物が条約を結んだとして、その内の1人の名前のみが多くの教科書や参考書に載っていたら、法学部はもう1人の方の名前を聞いてきます。

正誤問題も2012年から年々増加傾向ですが、ほとんどが一発でわかるようなものです。

また、誰にも解けないような問題が1割程存在します。どうせ誰もできないので運に任せましょう。慣れると捨て問がなんとなくわかってきます。

推奨教材
東進一問一答
山川 世界史用語集
Z会 実力をつける世界史100題
山川諸説世界史図録/最新世界史図説タペストリー