会計知識、簿記3級・2級・1級を短期間でマスター【朝4時起き活動のススメ】 -537ページ目

会計知識、簿記3級・2級・1級を短期間でマスター【朝4時起き活動のススメ】

【朝4時起きの公認会計士】柴山が、これから会計について学びたい方、簿記検定3級2級1級の合格法に興味がある方、ニュースや会社の決算から会計知識を学びたい方のために、動画やメルマガなどを使って情報提供するブログです。

消費増税の延期検討は最低限の「英断」です。(日経14*11*13*4)



「これは、希望がでてきたかな…」

この記事を読んだとき、わたしが最初に漏らした言葉です。

何年も前から、ネットでメルマガで、私は繰り返し強調してきました。

「消費増税は、景気の足を引っ張る可能性が大ですよ。
過去2回の増税の教訓を無視してはいけませんよ」と。


1997年の2%増税ですら、
1989年から8年も経ってからようやく実施したのに、
あの税収のていたらくです。

三党合意もくそもありません。
メンツなど、もはやどうでもよろしい。

今は、日本経済の危機の入口なんです。
そのサインが、かつて「霞ヶ関」と呼ばれていた面々には
実感として届いているでしょうか。


2015年に10%にしたら、
日本経済はへたするとその後10~20年にわたり
致命傷に近い深手を負いかねません。

冗談抜きで財政の末路が早く見えてくるわけです。


でも・・・あ、そうか。
ただ、逆説的にいえば、
さっさと破綻するのもありかもしれません。

今なら、日本の経済的な国力はGDP500兆円前後ですし、
日本の若者もそれなりにまだたくさんいます。

今日本経済がいちどどん底に直面するなら、
まだ国民全員が危機感をもって
立ち直る体力はある、ともいえる。

だとすると、10%なんてみみっちいことをいわず、
いっきに(おそらく将来ねらっているであろう)
15~20%くらいにしてしまう、というのはどうでしょう(笑)

いっきに景気が最悪になって、
「さすがにこれはやばい!」ということで、
あんがい国民一丸となってV字回復するかも…。

そうか~、そうかんがえると消費増税を急ぐのは、
逆に国民を背水の陣の心境にいたらせる深慮遠謀?とも
深読みしたくなります(やけくそですね(笑))。

とはいえ、常識的・現実的には、
徐々に消費税を上げる、というシナリオを
考えているのでしょうが、
緩やかな日本経済の死につながる可能性が高いと私は
考えています(個人的な感想です)。


とはいえ、まだ、わたしたち現役世代は50年後のことに
ついて当事者ではないので、いい目を見れていますよ。

======================
なんだかんだ言っても、
ゴミ収集者がまいにちちゃんと来てくれて、
トイレに流したうんこの行き先を気にせず、
清潔で安全な毎日を送れている、ということに私たちは
もっと感謝すべきかもしれません。
======================

でも、私たちから見ると、今の幼い子供達と、
その子供たちは、おそらく地獄の財政破綻の
世界をまともに生きることになります。
(道路が綺麗で、ゴミ収集車が毎日ちゃんと予定通り来れることが、
当たり前じゃなくなる未来がもしもきたら、いやですよね。)

それって、無責任じゃないっすかね。


そこで、みなさんに聞きたい。

消費税をちょこっとあげたくらいで、
30~50年後、あなたの孫の世代(下手をすると子供の世代)の
日本の財政が劇的に良くなる、と本当に信じていますか?
(あるいは、遠すぎて想像つきませんか?)

今はなんだかんだいって、
まだ掃除の行き届いた、ゴミを毎日のように
回収に来てくれる整然とした安全な日本にすめているけど、
50年後、そんな勤勉な人たちがまだ過半数いて、
ちゃんと綺麗で安全な街として運営してくれているでしょうか。


私の悲観的な読みでは、はやければ20~30年後、
日本のGDPは300兆円台まで落ち込み、
経済力が弱まって、他国にODAも満足に出せない、
そして軍事力でも差別化できない、
よって周辺の領土問題は尖閣・竹島・北方レベルを
超えて、沖縄や北海道まで危ないんじゃないっすかね~
みたいな恐ろしい状況がけっこうリアルに目に浮かびます。


たぶん、その頃は消費税18~20%くらいでしょう。
そのときには、消費税30%にでもするつもりでしょうか。
それでも膨れ上がりまくっている社会保障費用を
賄えない、というおそろしい試算もありますけど。

ここまで先を読んで命をはって国のために
頑張っている政治家がマジで出てくれたら…

わたしは、子供や孫の世代のために、よろこんで
寄付もしますし、票を投じますし、応援もします。


近視眼的なんですよ、今は政治も経済も。

国家百年の計という言葉は、いつから死語の
世界になってしまったのか。


今、日本ぜんたいが求人広告して探すべき政治家は、

「求ム!最低20年以上先のビジョンを
命懸けで描ける政治家(×政治屋はお断り)」

みたいな感じですかね~。

人材は必ずどこかにいるはずなのですが。

ところで、議員の定数削減は、私も賛成です。
今のメンツを見たら、全員に不必要に税金でただ飯食わせる必要はない。

国政で中途半端にしか成果出せないなら、せめて
田舎に戻って畑を耕しておいしい野菜を作ってくれた方がよほど
日本のためです。

「脳に汗かけない奴は、額に汗して働け!」

それが柴山家の家訓です。

むかし、親に言われました。
「頭を使うか、体を使うか、どっちかで世のためになりなさい」と…
今でも、私の根本的な行動原理になっています。
子供にもそう教えます。

・・・以上、少々熱くなってしまいましたが、
そもそも去年の10月に安倍さんが「消費増税を今はしません!」
言ってくれていたら、

「スゲェ~!男じゃん!!」

と拍手喝采する準備は出来ていました。


増税していなければ…

今頃、株価は2万円いっていましたよ、とマジで私は思っています。


ともあれ、いろいろな意見はあると思いますが、あくまで私見として
申し上げさせていただきますと、

「とりあえず、来年10月の増税を見送ってくれるならば、
現場の企業経営の観点からは、非常にありがたい」

です。


…で、いま思いついたのですが、超裏技として、
「消費税を10%にしますが、全品目の8割に軽減税率を
適用して、5%にします!」みたいに言ってくれたら、
これはこれでかっこいいかな、と…

実質、消費減税じゃん、みたいな。


無理っすね、やっぱり(笑)。


社会福祉費用がどうとかいうまえに、
年々膨れる一方なんだから、そっちを死ぬ気で
削減しろよ、ムダがほんとうにないのかい?
という問題意識が必要ではないか、と思うのであります。

いちど、日本国民全員がいっせいに生活レベルを
少しずつ落としてでも、将来の子孫のことを考える時代に
入ってきているのではないかな~、なんて感じているのですが、
いかがでしょう。
(とはいっても、私の子供時代(昭和40年頃)のように、
白黒テレビあたりまえ、チャンネルはリモコンなし、
トイレは半分以上ボットン、クーラーなんて金持ちの贅沢品で
ほぼ扇風機のみ、みたいな生活まで落とせ、と言っているわけでは
ないですよ。念のため)


消費税の問題は、漠然としてマスメディアがそれぞれの立場・利害で
断続的にくりだすゆる~い論調にそのまんま乗っからず、
自分の目で確かめて、自分の頭でしっかり考えるという姿勢が
大事だと思いました。


(注)消費増税が絶対悪いとは言いません。絶対やるなとも
言うつもりはないです。ほんとうに必要ならやればいい。ただ…

やるならやるで、タイミングとそれに付随するコストダウンなどの
政策もちゃんと考えて欲しい、ということです。

消費増税さえやれば財政問題は解決!みたいな
世間のばくぜんとした風潮がこわいな、
と思っているわけなのですね。


今こそ、初心にかえって頑張れ!
政治家のみなさん!!

50年後の日本の礎として。



柴山政行



11月11日の日経7面に、面白い記事が載っていました。

振り込め詐欺の被害を防ぐために、
各地の金融機関が預金小切手の利用を
高齢者へすすめ始めているそうです。


何を言っているかというと、
まず第一に、
ATMで振り込むという行為は、
本人ひとりのボタン操作だけで
簡単にできてしまうため、
振り込む人がだまされている場合、
それを防ぐてだてがまったくありません。

そして、振り込め詐欺に関していえば、
敵もあるていどの利益を得ることを考えて
いるはずなので、1万や2万ということはないですね。
おそらく数十万円から百万円以上のあるていど
まとまった金額のはずです。

そこで、一定金額以上の場合は、
すこし支払いの手続をめんどうにし、
かつ他人の目を介入させることで
お年寄りの被害を未然に防ごう、
というのが根底にあります。

具体的には、次のような手順を踏みます。


預金小切手(よきんこぎって)は、
正式には自己宛小切手(じこあてこぎって)といいます。

いっぱんの小切手は事前に当座預金口座を
開設してからでないと使用できませんが、
預金小切手は、銀行に必要なお金を払い込めば
その額の小切手を銀行から振り出してもらえます。

その小切手を、自分が支払いたい相手に渡して、
相手は小切手を銀行に持ち込んで資金化するという
流れになります。




これがなぜ詐欺などの不正防止につながるかというと、
小切手の受取人を指定する「記名式」によれば、
本当に渡したい相手である子供以外の人が
お金を受け取りに来れないからですね。

ほかにも、小切手を取り立てにいくにあたって、
たとえ記名式にしていなくても、
必ず銀行振り込みの形をとる「線引き(銀行わたり)」
など、複数の目を通さないと受取人に資金が
わたらないしくみにがありますので、
直接振り込むよりは、格段に安全性が高まります。


ちなみに、預金小切手は「振出人が銀行」であるという
点でちょっと特殊な点はありますが、事業者が振り出す
通常の小切手と支払い手段としては変わりがないです。

ただ、当座預金口座がない個人でも利用できるので、
便利な点がありますよ、ということですね。

ここで、簿記の話をしますと、
他人振り出しの小切手を受け取ったら、「現金」勘定の
増加になります。

なお、一般の簿記の教科書でみかける「現金」の範囲を
示すと、次の通りになります。

【現金の範囲】
(1)通貨(紙幣や硬貨)

(2)通貨代用証券
・ 他人振出の小切手
・ 配当金領収証
・ 公社債の利札
・ 送金小切手
・ 送金為替手形
・預金手形
・ 郵便為替証書など…

なお、ご参考までに、海外旅行などでおなじみの
トラベラーズチェックは、旅行小切手とも呼ばれる通り、
現金の範囲に含まれます。



簿記の世界における現金の範囲は、日常的な常識の
イメージより広いですね。



柴山政行