サングラスを着けて学校に通う

他クラスの人から不思議そうな顔で見られる

映像授業の音だけを繰り返し聞いて勉強する



普通の女子高生が、ある日突然、こんな学生生活を送らなければならない状況になったとしたら…

夢に向かって頑張ってきたその努力が水の泡となってしまったら…




あなたはそれでも夢を追いかけ続けますか?







高校2年生の私は、お医者さんになることが夢で、毎日毎日たくさん勉強した

同じようにそれぞれの目標を持つクラスメイト達と切磋琢磨しながら、成績や模試の点数なんかを競い合う

私にも行きたい大学の医学部があり、さまざまな課外活動等にもチャレンジしながら、忙しいけれど充実した学校生活を送っていた



高校2年生2学期の期末テスト前日の夜

勉強に集中しなければならないから、スマホの電源はオフ。

机には大量の参考書とケシカス

ライトを付け、パジャマで眠い目を擦りながら最後の追い込み



日付が変わる前には寝よう

睡眠不足で頭が回らなかったら意味ないからね



そんなことを考えながら、腱鞘炎になりそうな右手をさらに動かしてたその時




ピカっ!!




視界が真っ白な光で塞がれた

右手の動きが止まる

思考も停止する



すぐに思考を再開させる

今何が起こっているのか。ライトが壊れて異常に明るい光でも放っているのか?



手探りでライトのスイッチを探す

オフにしてみる

視界の明るさが僅かに落ち着いた

でもまだ白く光っている



失明したのか?いや、多分そうじゃない。薄っすらだけど見えている気がする。

突然視力が落ちたのか、それとも何か怪奇現象的なものが目の前で起きているのか



視界が元に戻らないからどんどん冷静さを失う。

叫んで助けを呼んだ



母に介抱してもらってベッドで横になった

上手く説明できないんだけど…と

擬音語多めの日本語で説明してみる



最初は母も動揺して事態を把握できない様子だった

しかし、部屋の電気を完全に消してもらうと、母の顔が僅かに見えたため

失明していないことに母は安堵していた



緊急性はないと踏んだ母

勉強のやりすぎよ〜と苦笑い

明日のテストをどうするか、休んだ場合は再テストかな?見込み点どれくらいくれるんだろうね〜

ぐっすり寝たらきっと治るよ

治らなかったら一緒に病院行こう



そんな会話を一通りして、私は眠りについた