例えば、「朝起き」を習慣化するとしましょう。

 

そのためにはまず、朝早く起きる準備をしておかなければなりません。

 

勝負は前日の夜から始まっているのです。

 

そう、ありきたりな方法ですね。夜更かししないってことです。それも、寝る時間をある程度固定する必要があります。

 

私の場合だと22時がベストですね。すると、翌朝の4時~4時半の間で自然に目が覚めることが多いですね。

 

ここまでが準備段階。

 

ここからが本題です。

 

皆さん、「朝起き」って早起きとは違いますよ?

 

早起きは、朝早く起きる事ですね。これは説明いらなかったかな?

 

そんで、「朝起き」ですが、これはスピリチュアルなんだけど何故かそうなるんですとしか説明できません。

人間の脳は、記憶した事象を前提に何かを察知してしまいます。それは様々で、何かをやり忘れたり、雪が大降りになるのを感じ取ったり、身内に何かが起きる前兆を感じ取ったりと色々です。この察知能力を利用します。

 

1.前日に洗い物をわざと残す。

やり残したことへの後ろめたさのようなものを敢えて作ることで頭の片隅に意識させます。

 

2.目が覚めたら排尿しに行く。

どこかで聞きかじった知識なんですが、排尿って寝ている間は出ないらしいですよ。浅い覚醒であったとしても、必ず目が覚めてから尿意をもよおすらしいです。その通りで目覚めた瞬間は尿意がありませんが、数秒後に尿意をもよおすんですよね。これ、私だけですかね?

 

3.そのまま洗面台へGO。顔を洗うのです。

排尿したらどうなりますか?気持ちよくなりますよね。安心しますよね。時間的にもまだ起きるの早いですよね。

だから寝ちゃうんですよ。そのままお布団へIN。ぬくぬくしたら負けです。そこまでいけば睡魔の勝ち。あらがえぬドリームランドへいってらっしゃい。

だから顔を洗うんです。しかも冷水で。本能ではなく理性に従ってください。ここが最難関となりますので、ここを超えられるように根性みせてください。

 

4.もう言うことありません。ここまで来れば今日はアナタの勝ちです。洗い物をするなり、本を読むなり好きにして構いません。だって、本能に打ち勝って時間を勝ち取ったのですから。最高の気分ですよ。

 

 

これ、何をしたのかって言うとですね。

まず、脳ミソに「明日朝起きするぞ、そのために布石を置いておくぞ」っていう目標達成するためのロジックを意識に植え付けるんです。所謂マインドコントロールというやつを自分に実施するんです。

もっと言うと、目標を叶えるための環境作りを行うんです。

 

私は、人間が何かを叶える為の必須条件として、意識×環境×明確な目標結果という公式を掲げてます。

 

この公式に当てはめると、(後ろめたさ&尿意)×(トイレ&洗面台)×朝起きするという目標朝起き成功なります。

 

初日とかは意識が強いので睡魔に勝てるんですが、3回目くらいから、排尿後のスッキリ感に負けて二度寝してました。洗面台まで行き着けなかったんですよね。

 

でも、できなかったからって落ち込んでられません。分析して何が敗因かを明確にしてみたんです。すると次の日はどうでしょう、朝起きに成功しました。でも、また怠けたくなるもので7回目くらいですかね、まーた負けちまいましたよ。でもね落ち込んでてもできるようにならないのでとにかく、洗練させていきました。

 

1週間以上同じ事にチャレンジするとですね、脳ミソよりも先に身体の方から慣れてくるんですよね。朝布団から抜け出すことも、トイレに行くことも億劫ではあるんですが、思いのほかすっと身体が動くんですね。

 

あとは脳の中にある恒常性をぶっ壊すだけです。慣れ親しんでいないことをしたくないという本能をどうにかしないといけません。ここで重要になるのが快楽です。

 

脳の恒常性とはすなわち、ストレスの無いコンフォートゾーンです。

 

最近聴きますよねコンフォートゾーン。快適で慣れ親しんだ状況のことなんですけど、コンフォートゾーン=快楽と考えてください。脳のおやつは糖分です、糖分を摂取すると気持ちよくなりますね。そう、快楽です。

 

つ・ま・り

 

起きて、排泄して、顔を洗ってさっぱりする。 この3つの行程の中で2/3が快楽を感じるイベントになります。

 

すると、気持ちいいことしたいという無意識が先行して、朝起きるという苦難を難なく超えてしまうんです。

 

ポイント:習慣化のコツは身体の慣れと快楽の経験です。快楽を複数回味わうことで先に身体が勝手に求めるようになります。その後に脳を説得してあげればいいのです。

 

書いててまるで怪しい妖術師か詐欺師のような内容になってしまいましたね(笑)

 

でも、理にかなった方法ではあると思いますし、実際これによって私は一日のルーティンを作れるほど沢山の習慣を身につけることができました。

 

これからも、沢山のことを学んで、生活スタイルだけでなく、何か別の、試験勉強の勉強ルーティンとかそういったものにも活かしていけるよう、最前線で実践していきたいなと思ってますよ~。