【2次関数の決定】

いくつかの条件から、2次関数を求めさせる問題が
よく出題されます。

その解法のポイントは、
与えられた条件に合わせて、2次関数の公式を使い分ける。
ことです。


まず、2次関数の公式の型を2つ覚えましょう。

① y = ax^2 + bx + c
② y = a(x-p)^2 + q

※^2は「2乗」を表します。



それぞれの方の意味を確認します。
①②それぞれの[a]は、2次関数の形を表しています。
具体的には、
a > 0 ならば、下に凸(上に開く)形。
a < 0 ならば、上に凸(下に開く)形。

また、
aの絶対値が大きくなれば、細く尖る形。
aの絶対値が小さくなれば、太く広がる形。

になります。

さらに、①の
[b]は、頂点のx座標の決定に関係があります。
[c]は、y切片を表します。

②の[p]と[q]は、
( p , q )となり、その2次関数の頂点を表します。
※p , qの符号に注意!!!



では、本題に戻ります。

この2つの公式の方の使い分け方ですが、
①は、3点の座標がわかっているときに使う。
②は、頂点の座標、または軸がわかっているときに使う。
のです。

①では、3点の座標を代入すると、a , b , cの3連立になるので、
cを消去して、a , bを求めて下さい。
(もちろん、そのあとにcも求めます。)

②では、a または、aとqの連立方程式になるかともいます。
それを解けばOKです。


以上が基本的な解法です。

《発展》
発展形としてもう一つ覚えておくと楽なものがあります。
x軸上の交点が2点(s ,0)と(t , 0)わかっている場合は、

y = a(x - s)(x - t)
の式に入れると非常に楽に解けます。
ただし、これは余裕があり、この式の意味がわかる人だけ
利用しましょう。

数学の苦手な人は、上記の①②でとにかく解くことがよいです。



以上ですが、わかりましたか?
何か質問があれば、コメント欄までお願いします。
(すばらしい質問の場合は、こちらのブログ等へ掲載させてもらいます。)




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