【究極のMASHUP】BABYMONSTER『WE GO UP』が魅せる、まるで映画の世界。

DJ,MASHUPERのTKY（タッキー）です。

突発性難聴発症と闘いながら音楽活動してます。

最近ほんの少しだけ良い事がありました。

またそれはおいおい記事に書きます。

という事で昨日新作のMASHUPをYouTubeに配信しました。

BABYMONSTER x G-DRAGON x LISA x aespa | WE GO UP - RISING MASHUP! -

TKYファンなら見逃せない、音と映像が完全融合した衝撃作がここに。
“アクション × 映像美 × クロスオーバー” をキーワードに、

STUDIO TKYが送り出す最新マッシュアップ――
「BABYMONSTER WE GO UP – RISING MASHUP! –」 を徹底解説します。

1. 元曲・原曲の背景：4組のアーティストと代表作を振り返る

1-1. BABYMONSTER – “WE GO UP”

“WE GO UP”は2025年10月10日リリースした、BABYMONSTERの 2ndミニアルバム
『WE GO UP』 のタイトル曲でアルバムには 「WE GO UP」「PSYCHO」「SUPA DUPA LUV」「WILD」 の4曲が収録されています。
MV／プロモーションでは、「上昇」「突破」「戦う姿勢」をテーマに据えた世界観が強く
打ち出されていて、視覚的には黒×ネオン、都市・屋上・廃墟風景といった要素が目立ち、力強さとドラマを兼ね備えた作りが印象的な映像になっています。
製作側も通常のダンス中心MVから一歩踏み込んだ“アクション演出”を導入。
メンバーがアクションスクールで訓練する舞台裏も公開され、
今回のMV撮影が非常にハードな挑戦であったことを明らかにしています。

このような背景を持つ「WE GO UP」が、今回のMASHUPの核となっています。

そして、そこに3組の楽曲や、それぞれの映像を組み合わせ昇華させることで、

まったく異なる時間軸でのシネマティックのMASHUP映像が完成しました。

1-2. G-DRAGON / LISA / aespa のMASHUP

K-POPでも伝説的な存在である G-DRAGON が、2013年のアルバム『Coup d’État』で
発表した楽曲「Niliria」からG-DRAGONのラップとバックミュージックをサンプリング!!
G-DRAGONのラップはマッシュアップ全体に “異質なテクスチャ” を加え、
このマッシュアップに “鋭さとカリスマ性” を加えるうえで重要な要素となっています。
YGファミリーからどうしてもラップパートを入れたくて選びました。
同じくYGの伝説的な存在で、BASBYMONSTERの憧れる先輩でもある
BLACKPINKのメンバー LISA の2021年リリースのソロデビュー・シングル
『LALISA』に収録されたソロ曲「MONEY」をブリッジボーカルをサンプリング！
あえてLISAは中毒性のある強烈なラップではなく「MONEY」の
“伸びやかな高音パート”を意図的に抜き出してサンプリングすることで、
このWE GO UP マッシュアップ後半のGDラップが強烈になる様に
“緩→爆発のブリッジ的役割” を担っています。
2020年11月リリースされたSMエンターテインメント所属のガールズグループ
aespa のデビュー曲「Black Mamba」。WE GO UPのサビや曲の印象をパワーアップ
させる曲を探して、「Black Mamba」のサビパートをコーラスに入れました。
LISAのラップもaespaのラップも大好きだけど、BASBYMONSTERのRUKAとASA
そしてGDのラップだけで純分過ぎるほどカッコ良いので、aespaの持つ独特な
世界観がサビに加わることで今回のMASHUPが更に強化されました。

2. こだわった世界観維持の演出

2-1. 一貫した世界観維持と異素材の融合

カッコ良いMASHUP音源が出来たので、音源にあう映像をいつも作っていくのですが
今回の「WE GO UP MASHUP」の方向性をリップシンクが多めのパフォーマンス重視か
カッコ良いアクションのあるMV重視かで悩みましたが、MVの世界観が凄く好きだった
ので「WE GO UP MASHUP」はMVの方向性で行くことにしました。
そこで大事になってくるのが「WE GO UP」のBASBYMONSTERの世界観を絶対に
崩さない様に制作しようと、aespa・G-DRAGON・LISA の映像は、
”WE GO UP の世界観に合うシーンのみ” を厳選。
これにより、異なるアーティストの異なる映像素材同士を混ぜて組み合わせても
統一感や世界観が保たれ、視覚的な違和感を極小化することができています。

2-2. 映像選定

aespa の「Black Mamba」は近未来的な要素が強い為、「WE GO UP」のダークな
映像には視覚的違和感が生じてしまうので、「WE GO UP」の世界観に近い
「DRAMA」「Armageddon」「Dark ArtsA]から戦闘シーンや「暗」や「異世界」など
「WE GO UP」に通じるトーンをチョイスしてストーリー構成してみました。

『BANG BANG BANG』では、G-DRAGON のラップパートにおける狂気的な表情・高速移動・シャープなカットが存在し、また『COUP D’ETAT』には闇・反逆・静と動の対比演出があるため、ダークな映像がマッシュアップ導入部に最適すぎたので、こうした映像を
ラップ部分に重ねることで、「戦う者」「反逆者」の雰囲気を強化出来ました。
LISA の映像では、もう迷うことなく「FUTW 」をチョイスしました。
曲中の強すぎるビジュアルカットや狂気的なシーンが多いので。
これも WE GO UP の映像世界と相性が凄く良かった気がします。
最終的にこのマッシュアップは “映画のトレーラー” のように仕上げる事が出来ました。凝ったカット転換で、視聴者が見ているうちに映像に引き込まれるように
MVを一度見たことがある人が、なんか違うと感じてもらえる様に構成し
映像に感情を持たせる、物語に引き込む力を持つ作品になったと思います。