前の記事に膨大なメモをしましたが――国の立ち位置が前よりわかり、安倍さんがどうして何をやろうとしているのか、どうしてそれがアカン かも、この本でよりわかってきました。

じゃあ、日本がちゃんと主権をもった国として独立するにはどうしたらいいのか、前向きなアイデアがあることも。

(めんどうな方は 読み飛ばしてまでスクロールしてくださ
い。すてきなショッピングサイトの体験談があります)


しかし、同時に思うのは・・がんばって敗戦処理を終えたドイツが「日本は周辺にトモダチがいないね」とずっと心配しているように、万が一安保の破棄→改憲をしたら・・・

米軍基地がなくなったら、どうやって日本は日本を守る? 中国などの脅威には? いや、だからって安倍式では逆効果ですよね?



私にはえらい国策は考えられないので、以下はのんきな市民として思ったことですが、

ここへ来て、どんなに米国が形成しても、中国が世界の覇者(のひとり)になっていくのは、もう止められない流れだと思いますので、だいじなのは、「オトモダチ」に侵略されない、「したらやばい」と思ってもらうことかと思います。

世界中をネットサーフィンしていて(ひま?)日本がフィリピン、ベトナム、ドイツとも、その他の国々とおおきく違うことはなにか、つくづく感じるのは、世界一高いと(一応)言われる精神性です。なんだー・・と言われるかもしれないけれど、

道でサイフを落とせば交番に届けられ、どんな下町でコロッケ一つ買っても世界最高基準のおあいそ、災害時も「アーミーか」と言われるほど老若男女整然とならび、政府の交渉のせいでテロリストによる人質殺傷が早まっても、ご遺族の第一声は「皆様にご迷惑かけてすみません」…。アンビリーバボと世界中が言っている。
商店には安価から高価までバラエティ豊かな商品がならび、人々は(オモテ向きは)親切で礼儀正しくやさしい。街にはゴミがなく教育水準は高い。

「日本は気に入らないけど、そういうところだけは本当にすごい。追いつけない。無理。不気味」
と、中国や韓国の人々が書き込みます。不気味ですか?
そういう意味の意識レベルを世界平均「206」とするなら日本人は平均値「600」だそうです(たとえうわべでも)。
だったら、そのマインドをもっともっと有形化して売る、またはよりPRしてはどうかと思うのです。

世界じゅうの飢餓は、じつは3兆円で解決できるので、日本がそういった支援をばんばんやる国であることを世界に見せる・・・ことも、おおきな外交や防衛策だという評論家がいます。それは本当にいいことだと思います。
同時に、もっと民間レベルでも…日本人ひとりひとりが呼吸をするようにできてしまうこと…「日本マインド」を一日一発、ミサイルのように発射できないかと思うのです。



最近、こちらのサイトでお買い物をしてみました。
うわさの中国商品の卸売サイト。これ、すごいんです。近年中国は内需に燃えてますが、すさまじい勢いでボンボン建ってる工場の、すぐ周辺にいらっしゃるバイヤーさんやメーカーさんから、卸値価格で商品が買えるサイトです。

なに18Kのゆびわが30ドル? 
ジュエリーやお洋服その他が、日本の市価の半額~2/3ほどで買えます。
世界的には有名なショッピングサイトですが、私の友人は利用している人が少ないようで、SNSでもまだほとんど話題を耳にしません。

サイトは自動的にあやしい日本語に翻訳されているけれど(カテゴリーが彼ごり、になっていたり)、決済の欄は英語表記オンリーなので、はじめは怖いかもしれません。中国製品の質に対する疑問もあるでしょう。

使い方、システムを説明しているサイトをみつけました

あやしいのは山々ですが、(レビュー欄を信用するなら)世界じゅう(おもにヨーロッパ圏)の人が買っていますので、よく評価やレビューをチェックすればいいのではないかと思います。よく見ると、評価がいまいちなレビューものっていたりします。

業者によっては、チャットもできるし(中3英語程度で大丈夫かと)。わからなかったら、センテンスごと翻訳サイトになげこめばすぐ訳されます。





私はこのロイヤルブルーのリネンのドレスを買ってみたのですが、日本円でおそらく2万円ほどしそうなものが、51ドル。

到着した商品(好感をもてる程度の簡易包装、ソックスのおまけつきでした)は、とても質がよく、裏をひっくりかえしてイジワルに眺めても、まつり縫いから飾りステッチまで縫製がていねいでした。日本製でもこんなにていねいな物はすくない。
これからは、このサイトで優良メゾンをたくさん探して買おう…とつい思いました。

しかも送料無料。2週間から4週間かかると表示されていた到着期間は、たった10日間でした。しかも、商品を確認してOKだったらクレジット決済ボタンを押すという安心のシステムです。

(↑孫正義さんが2年も前から投資されているとかで、このシステムもさまざまな資本家のアドバイスによるものかもしれないですね)

*すべての登録ショップがこうであるとは限らないので、くれぐれもお買い物は自己責任で!


この買い物をしてみて、はじめて「中国、すごい」「中国、こわい」「ここまで進んでいるんだ」と実感しました。
原発輸出はやめてほしいですが、本気でもっと何か売っていかないと、ニホン負けちゃう。ソフト・ハードともこんな力をもつ国がジャイアンになったらどうしようと怯えるのは当然ですね・・

でも、こうも思った。これだけのパワーと同時に洗練さ、知性も高めてきてる国に対し、いつまでも勝ち負け(武力や経済力)の発想でいいのかよ。

もっとレイヤーの違う発想(オトモダチ商売力?)がますます強大に必要なんじゃないかと。
たとえば、上記サイトの、日本人がほとんど書き込んでいないレビュー欄。

私はこのドレスに本当に感動したので、「着心地よくて美しかった(英語)、ARIGATOU GOZAIMASU(日本語)」と書きました。
そしたら向こうの担当者がチェックし選別したようで、2日後に掲載された。ぜんぶ日本語でもよかったかも。担当者はチャットではインテリっぽい印象だったので、日本語でも読んでくれそう。それに外国の方たちは、自分の母国語でレビューしてる人も多いです。

担当者さんたちは、そのメゾンで初の(たぶん)日本人の書き込みに、どんなイメージをもっただろうかと思います。



これだけでは「中国製品を買わされてるだけじゃないかー」と思われるかもしれないけれど、よくよくそのメゾンのレビューを見ると、世界中の有閑(そう)な、麻のドレスをきて自宅の庭で薔薇園とか育てていそうなマダムたちが顧客であるのに、オーガニックとかサステナブルを謳う商品はないし、そうしたイメージPRもないし、飾りっ気がなさすぎる。

――もっとうまい売り方がありますよ、とか、おせっかいを言いたくなるのです。

「日本には、もっとこんな商品またはサービスまたはメソッドがありますけど、ご興味ないですか?」
と逆にチャット経由で売り込みたくなる…例えばですね。中国のOLやマダムにもそういうアッパーな層がますます増えるでしょうから。



・・というわけで、国策とか億・兆単位の取引はごりごりのひとたちにまかせて、

日本人の本当の強み、目に見えない不気味なほどのわびさび的サービス心や几帳面さを有形化するためには、
例えば「国際オトモダチ科」とかを初等教育から導入して、世界中のサイトを読み書きしレビューやコメントしまくる&されまくる訓練を行ってはどうか。

教育制度がむずかしければ、おとなが率先して月に1回以上、必ずそうした交友活動をする。
1千万人でもいい、月1回やすくて上物な中国製品を買い、そのうち10万人でもいい、おせっかいなオバサンたちが何かを提言する=逆商売する。すると国と国との緊張度は、民間レベルではぐっと低くなると思うのです。

というぐらいで、やっと改憲のテーブルへ・・・じゃないでしょうか。

AIIBとか、ロシアのユーラシア構想とかに、日本の「個々」はどう考えて接したらトクで楽しいかを、気負わずに考えられる若い人(や、おばちゃん)がいっぱいふえたらいいなと思います。




↑こういうのももっとちゃんと世界じゅうで売れたらいいのに( ´艸`)