イギリスで体調を万全にして臨みたかったのは、子どもの頃から、何度も夢に出てきた風景。

青い海原、切り立った白い絶壁の上に、広大な野原・・

ひょっとして死後の世界なのかな? 自分が死んだらここに行くのかな? と思っていました。

もしも近いとしたら、アイルランドあたりの風景かもしれないけど、やっぱりあれは天国だろうな。・・・と人に話していたら、英国に十年在住していた女性が「それって、多分、ここじゃないでしょうか?」 スマホで見せてくれたのは、





こ、ここです!

この世にあるんだ。

なんですかこれは。セブン・シスターズと言います。白い絶壁が七人の修道女の姿に見立てられています。だって。



居て立ってもいられず、確かめにきてしまいました。






ロンドンから国鉄で南下して1時間。海沿いの街・ブライトンは江の島と熱海と鎌倉が合体したような。さらにバスでいなかへ1時間、


カントリー・パークに着いて、放牧の牛や羊や、古民家や、灌木、クリークのある草原を登っていくと、ここセブン・シスターズ。







ついに、来たー

昔からずっと夢に出てきた場所が、現実にあった。そんなことがあるのだなと。

いや、こっちが夢かもしれない

夢ではよく崖っぷちを飛んでいます

懐かしい! 意味不明だけど、とにかく懐かしかったです
ドーバー海峡のうみの色






強く、強く風が吹いていました。それはいまだに私の体の中で渦を巻いています。




ロンドンに戻って、大英博物館さんの力なども借りて、調べてみたら、ケルト文化・フラメンコ・石灰の断崖絶壁など・・・




そういう、自分が強烈に惹かれるものは、イベリア⇔ブルターニュ⇔ブリテン周辺の、特定ルートにあるようだとわかってきました。もっと若いうちに世界史を勉強しとくんだった。くう。

「潜在意識」 などということばでは説明がつかない気がします。

ですが、むりやり科学的に言うと、その手の(前世かも☆ みたいな)ビジョンって「どのDNAスイッチが作動するか」にも影響され、スイッチは仕事や食生活や生き方でも簡単に切り替わるらしい。
人間のからだの中には、まだまだ眠っている装置がたくさんあるのではないかなあ。
(ミイラさんは関係ありません)






もう一つ自分の中に(30代以降に)繰り返しあらわれるビジョンがあって、

「老いた自分(74歳)の病床で、死なないでーとベソをかいている 息子っぽい人(33歳)」

このビジョンだけは、どうしても意味不明でした。が、


嬉しいことに、この旅をしている間に、息子が生まれました。年齢もビンゴ。

正確には 甥っ子ですが^^

四十直前、30kg代で妊娠した妹、かなり苦しみましたが、50時間の格闘の末に産んでくれました。うちの家族にとっては初孫になります。

この子に、いつか私の持っているものをゆずろう (ハムスターの餌代くらいはきっと…)と、イギリスの海に叫んできました。 神様 ありがとう。




おばバカです


我ながらケルトのばあちゃんに見えます