■装置類。緞帳類は何枚も専用のものがありました。砂浜のシーンでは舞台の中ほどから深いところまでスロープを作り、その向こうに海が見えている建て込み。二部では大階段も登場。
■背負い羽。すげぇ…直径3メートル程度。ダチョウの風切羽でできた円からヤマドリ(orキジ)の尾羽が13:50の状態で束になって飛び出ている…でっかい時計だ…。とてもとても豪奢な羽飾りがひとつふたつでは済まない数…きれいだけど…いったい何羽分の羽でしょう?…合掌…。
■コスチューム。露出面積が大きいものから、縦横厚みが巨大なものまでさまざまなコスチュームがありました。総スパンコール(ホロ)記事で裾幅がたっぷりとってあるパンタロンスーツにチェーンやラインストーンがこれでもかとぶら下がっている(動いたらがらがら音がする)主役の人のコスチュームは見るからに重そうでした。それに背負い羽背負って笑顔で歌ったり動いたりしてるんだから、大変なお仕事だと思いました。あと、男役の人が、7~10センチありそうなヒールを履いてひょいひょい踊っているのがすごかった。
■つか、この装置、大道具、小道具、無数の衣装などなど、長期地方公演だとはいえ、いったいどうやってKyushuIslandまで持ってきたんでしょう? 物量に圧倒されました。
■メイク。すごい…ダブルラインくっきり、アイラインぎっちり…。自分も結構しっかりメイクする方ですが、さすがに負けたと思った。日焼けした人の役はデコルテや手足までしっかりオレンジとかテラコッタのベースを塗っていました。顔はその色のベースにイエローのハイライトで顔の中央部の高く見せる部分を際立たせていました。客席通路に降りてきた踊り子さんを観察したところ、白い襟にドーランが結構べったり付いていた。あれだけ塗れば無理からぬことかなぁと。
■演者のスタミナ。これはすごかった。若い子ほど移動距離や運動量が多い作りになっていました。ちょっと可哀想になるくらい跳躍が続いたり、客席通路を通って後方に捌けていった後、袖に戻る駆け足の音が外から聞こえてきたり…。体力勝負ね…。
■客席。ほぼ老若女女。たまーーーーに男性。ちゃんとした劇場だったから、それなりにちゃんとした服装で行ったんですが、Tシャツにクリンクルのロングスカートとか、結構ラフな人も少なからず見かけました。そんなもんでいいの? もちろん、和服の方、ゴスロリの方、ドレスの方等等、キメキメの方も少なからず見かけましたが。
■食事。正午開演のステージに、まったく勝手がわからないまま行って、ホワイエにお弁当やランチボックスがこれでもかと言うほどたくさん売ってあったのが不思議でしたが、一部と二部の間の休憩で食べたりすることが多いのだとか…。自分たちは一部開演前にテーブルサービスのお店で食事を摂りましたが、休憩時間に様子を見ていると、それぞれ購入した食料を、休憩所として供されているテーブルに着いて食べてる人、ホワイエのベンチに座って食べている人、客席に座ったまま食べてる人などがいました。こういうもんなんだ…ね? さまざま。
■実にキラキラのギラギラのギトギトのネラネラのコテコテのエロエロのキャピキャピのワサワサな感じ。見終わった後、目がチカチカしました。味くーたーで超豪華絢爛な様式美に基づいたハーレクインな「大衆演劇」だなぁと…。非常にパワフルで超濃かったです。異世界だなぁと痛感しました。独特の様式美やお約束を知っていれば、もう少し入り込めたのかなぁ…? もしも、もう1度行くことになったとしたら、3ヶ月から半年程度のインターバルがほしいです。常連さんとかもちろんたくさんいらっしゃって、連日とか、1日複数ステージとかご覧になったりするんでしょうけど、観る方も体力いるだろうなぁ感じた次第です。
■客席で、ロイヤルボックスを見上げて「あそこから誰か落っこちてこないかなぁ?」なんて思ったのは、内緒だ。


