足は繊細にできています。そして、身体を支える基礎の部分として大切な役割を果たしています。その大切な足を覆う靴は、足の健康のためにも歩くためにも重要な要素です。


靴が足にあっていないと余計な力が入って疲れやすくなったり、変な歩き癖がついてしまったりします。


主にモデルレッスンで使うハイヒール選びのポイントをまとめてみました。ヒールではない靴にも共通することがあるので、今後の靴選びやお家にある靴の見直しにお役立てください。


【サイズ編】

日本の靴のサイズ表記は24.5などのように書かれています。


海外の靴だと39や7などと書かれています。換算表などを調べるとセンチメートルの表記に対応するものを探すことはできます。でも結構メーカーや調べたサイトによって、換算の仕方が違っていたりします。


そもそも海外の靴のサイズの考え方が日本のものと違うことが原因です。


日本は24.5と書いていたら、およそ24.5センチの足に合う靴という意味です。

海外の靴の多くは、靴の中の空間が書かれているサイズですよという意味です。(ざっくりとした説明ですが)なので、単純にはセンチメートルの表記に書き換えにくく、同じくサイズ表記でもデザインによっては履き心地が全然違ってきます。


ただ、日本の表記でも海外の表記でも、自分で思っている靴のサイズだけでなく、前後のサイズを色々と試す事をお勧めします。

デザインや、素材、それぞれの足の形によって足を入れてみた感覚は違います。また、足のサイズは年齢や環境によって変わることもあります。


わたしはこのサイズだ!と思い込まず、時々見直してみて下さい。


かかとを合わせて履いた時に、指が靴の中で曲がらず伸ばせて自由に動くものが理想です。靴には『アソビ』の部分があります。(歩くときに靴の中で少し前後する余裕が必要)パンパンにつまっていたり、余裕がありすぎないよう、つま先に1センチほどの余裕がある事を目安にします。


靴には長さだけではなく、横幅や周囲のサイズもあります。『横幅が大きければ足が楽』と思っている方が多いように感じますが、そんなことはありません。


靴が太すぎたり広すぎると、なかで足が大暴れをして圧迫や摩擦が起こったり、不安定になるので脱げないようにと余計な筋力を使って疲れることになります。


幅広だと思っている人でも、意外と薄い足をしている人は多いです。横に広がって入るけれども周囲は薄いという人もいます。


横幅や周囲のサイズも一度測ってみて下さい。

測ってもらえるお店もあります。



(周囲のサイズ表記はC→D→E→EEなどアルファベット順に幅広くなりますが、表記されていないことが多く、一般的にEが多いです。)


サイズ表を参考に、色々なサイズを履いて試してください。


※↑写真はおよそ同じ長さ、幅の靴ですが、足囲(厚さ)が違います。


サイズ表

JISサイズ表



【靴底編】

正しい筋肉を使うウォーキングでは、後ろ足で地面をしっかり押して身体を進ませます。なので、足指の付け根部分が柔軟に曲がる靴が良いです。



そして、この靴が曲がるポイントと、自分の足が曲がるポイントが合っていると楽です。




厚底シューズやプラットフォームのついたヒールなどは、爪先が曲がらずしっかりと体を押し出しにくいので、すり足、ペタペタ歩きや膝の曲がった歩き方になりやすいので注意してください。


【ヒール編】

まず、踵の覆われていない、ミュールやサンダルなどは不安定なので長時間歩くには向いていません。

サンダルの場合は足首で固定できるようなデザインだと安定性はマシになります。


また、踵が覆われいる靴でも、つま先で地面を押して踵を上げた時に脱げてしまう靴も不安定です。靴の幅が大きすぎるかサイズ自体が大きい可能性があります。



その場で踵を上げてみて脱げないものを選んでください。


ヒールの高さは一般的に7センチ以上がハイヒールと言われる高さになるようです。

モデルレッスンなどでは10センチ程度の高さで練習をします。


どの高さでも、靴を地面に置いてみた時に、グラグラせずに安定しているヒールであることが重要です。

後ろから見た時にヒールから踵が真っ直ぐに立ち上がっているものを選んでください。


お手持ちの靴で、ヒールのゴムなどがすり減っているものはすぐに修理屋さんなどでお直しをしましょう。


ヒールの幅は広い方が安定性が高いです。

とは言え、モデルを目指す方や女度を上げたい日はピンヒールを履きこなしたいところです。


【素材編】

※ヒールウォーキングレッスンシューズの場合


1番素敵なのは、カーフ。柔らかくて復元性のある素材です。なかなかカーフは手が届きにくいですが、長く使うなら、できるだけ本革の表革が良いです。

ウォーキングレッスン用の靴としては、スエードやエナメル素材のものやビジューなど大きな飾りのついたものは、引っかかって足を真っ直ぐに出しにくいので不向きです。


【その他】

試着は必ずしてください。店内をグルグル2周はしましょう。履き心地は23歩歩いただけではわかりません。

かかとが脱げないか?何処かが圧迫されて痛くならないか?などしっかりチェックをして下さい。


スニーカーなどの靴紐は、爪先を上げてかかとで地面をトントンとして、靴とかかとを合わせた後、足の甲に密着させるように結ぶようにして下さい。


また、デザインを見るときも1.5メートルぐらい離れてバランスを見ると客観的に見ることができます。『家にあるあの服にもこの服にも合いそうだな〜』なんて想像を働かせてみても楽しいです。



【中敷編】

足にぴったりと合った靴を探すのは大変だと思います。既成の靴を簡単に調整するワザもお伝えします。

足全体に中敷を入れると、サイズ感が変わってきがちなので、部分的な調整をお勧めします。


◼︎土踏まずのカーブを補足する中敷を入れる◼︎

土踏まずのアーチを支えてあげる事で、足幅が広がりすぎず足指が地面にしっかりと着き安定します。


◼︎足指の付け根部分に中敷を入れる◼︎

踵が浮きやすい方は、この部分を靴と密着させる事で安定することがあります。指に当たらない、肉球(?)部分に当たるように入れてください。

売っている中敷はつま先まであるものが多いのでカットするのもオススメです。




また、横幅が靴に当たる場合、下の図のような涙型の中敷(中足骨パットとか開張足パットという名前で売られていることが多い)を入れると楽になる場合があります。





皆さんの大切な足を靴のストレスから解放して、素敵なウォーキング生活を


足と靴の関係は十人十色。ご自身の足はご自身で良く見て大切に、靴を選んであげてください。


【おまけ】

レッスンシューズ持ち運び編


レッスンシューズの持ち運びは、使い古しの靴下に入れています。

コンパクト、傷つかない、靴幅が広がらない